代名詞 | 中学英文法問題集

中学英語で学習する「代名詞」に関する問題集です。
人称代名詞や指示代名詞の他に、再帰代名詞(myself等)や不定代名詞(someone)等も覚えておきましょう。

代名詞_中学英文法問題集

代名詞への置き換え

下線部を代名詞に置き換えて書き換えなさい。

1)This is my bag.
2)Ken’s brother came here three days ago.
3)You and I are friends.
4)The cat is running in the garden,
5)Do you know Takashi and Emi?
6)This is Tom and Nancy’s mother.
7)Mr. Yamada is Emi’s father.

【ヒント】
基本の代名詞は必ず覚えておきましょう。

~は、~が ~の ~を、~に ~のもの ~自身
I my me mine myself
私たち we our us ours ourself
あなた
あなたたち
you your you yours yourself
yourselves
he his him his himself
彼女 she her her hers herself
彼ら
彼女ら
they their them theirs themselves
それ it its it itself
それら they their them themselves
これ this this this
これら these these these
あれ that that that
あれら those those those

 

【解答】
1)This is mine.
2)He came here three days ago.
3)We are friends.
4)It is running in the garden.
5)Do you know them?
6)This is their mother.
7)He is her father.

【解説】
1)「my bag」は「私のかばん」ですが、「私のもの」と言い換えることができるので代名詞「mine」に置き換えられます。
訳:これは私のかばんです。→これは私のものです。

2)「Ken’s brother」は「ケンの兄(弟)」で、一人の男性を指しており、この文の主語にいなっているので「彼は」という意味の代名詞「he」に置き換えられます。
訳:ケンの兄(弟)は三日前にここに来ました。→彼は三日前にここに来ました。

3)「You and I」は「あなたと私」なので、「私たち」と言い換えることができます。この文の主語になっているので「私たちは」という意味の代名詞「we」を使います。
訳:あなたと私は友達です。→私たちは友達です。

4)「the cat」は「その猫」です。動物やものは「それ」と言い換えることができます。この文の主語になっているので「それは」という意味を持つ代名詞「it」に置き換えます。
訳:その猫は庭を走っています。→それは庭を走っています。

5)「タカシとエミ」は2人を指しているので、「彼ら」と言い換えられます。「タカシとエミ」はこの文の目的語になっているので、「彼らを」という意味の代名詞「them」を使います。
訳:あなたはタカシとエミを知っていますか?→あなたは彼らを知っていますか?

6)「Tom and Nancy’s」は「トムとナンシーの」という意味なので、「彼らの」という言葉に置き換えます。「彼らの」は代名詞「their」です。
訳:こちらはトムとナンシーのお母さんです。→こちらは彼らのお母さんです。

7)「Mr. Yamada」は「山田さん」という人物を指しますが、「Mr.」は男性の名前に付ける敬称なので、山田さんは男性であることがわかります。従って「山田さんは」=「彼は」と置き換えることができるので、代名詞「he」を使います。
エミは女性なので「Emi’s(エミの)」は「彼女の」に置き換えられ、「her」を使います。
なお、女性の名前に付ける敬称は複数あり、未婚女性なら「Miss.」、既婚女性なら「Mrs.」ですが、未婚・既婚関係なく使える「Ms.」もあります。
また、「山田さん夫婦」と言いたい場合は「Mr. and Mrs. Yamada」と表現します。
訳:山田さんはエミのお父さんです。→彼は彼女のお父さんです。

色々な代名詞

(    )に当てはまる単語を答えなさい。

1)私たちの学校は駅の近くにあります。
(    ) school (    ) near the station.

2)誰かがドアを開けました。
(    ) opened the door.

3)私は食べるものは何も持っていません。
I have (    ) to (    ).

4)この賞金はあなたたちのものです。(賞金・・・prize)
This prize (    ) (    ).

5)自分で部屋を掃除しなさい。
(    )the room (    ).

6)誰でも上手に料理できます。
(    ) can cook well.

7)みんながトムを待っています。
(    )(    ) waiting for Tom.

8)5人は賛成していますが、他の人々は反対しています。
Five agree, but the (    ) against.

9)紅茶をもう一杯いかがですか?
Would you like (    ) cup of tea?

10)彼らの両方とも、パーティーに招待されました。
(    ) of them (    ) invited to the party.

11)私が必要なのはあなただけです。
(    ) I need is you.

12)私はどちらも食べたくありません。
I don’t want to eat (    ).
=I want to eat (    ).

【ヒント】
以下の単語も代名詞です。
・someone・・・誰か
・anyone・・・誰でも、誰か(疑問文)、誰も(否定文)
・something・・・何か
・anything・・・何か(疑問文)、何も(否定文)
・everyone・・・みんな
・everybody・・・みんな(everyoneよりもくだけた表現)
・everything・・・全てのもの、全てのこと
・nothing・・・何もない
・other・・・他の
・others・・・他の人々、他のもの
・another・・・もう一人の、もう一つの
・all・・・全員、全てのもの
・both・・・両方
・either・・・どちらか、どちらも
・neither・・・どちらも~ない

【解答】
1)Our,is
2)Someone
3)nothing,eat
4)is,yours
5)Clean,yourself
6)Anyone
7)Everyone(Everybody),is
8)others
9)another
10)Both,were
11)All
12)either,neither

【解説】
1)「私たちの学校」なので「our school」です。これが主語なので次に動詞が来ますが、「~がある」という文なのでbe動詞を使います。主語に「our(私たちの)」という複数の意味を持つ代名詞が含まれていますが、メインの主語である「school(学校)」自体は単数形です。そのため主語=単数形ということになりますので、be動詞は「is」にしなければなりません。

2)「誰か」は「someone」です。「someone」は単数形扱いになります。

3)「何もない」は「nothing」で表現します。「nothing」自体に否定の意味があるので、他に「not」等を使う必要はありません。「何か食べるもの」は「something to eat」ですが、「何も食べるものがない」は「nothing to eat」で表現できます。

4)「あなたたちのもの」は「yours」です。主語である「the prize(賞金)」は単数形なので、be動詞は「is」を使います。

5)命令文なので動詞が先頭にきます。「掃除をする」は「clean」を使います。「自分で」は「自分自身で」ということですが、ここで言う「自分」とは「あなた」のことなので、「あなた自身」という意味の「yourself」を使います。

6)「誰でも」は「anyone」です。

7)「みんな」は「everyone」です。「everybody」も同じ意味ですが、「everyone」よりもくだけた表現で、中の良い友達同士の会話等で使われます。
「everyone」は「one」という言葉が含まれており、「みんな一人ひとり」というイメージなので単数形扱いです。そのため、次に来る現在進行形の「待っています(be動詞+waiting)」に含まれるbe動詞は「is」を使います。

8)「他の人々」は「the others」と言います。もし2人しかいない状態で、「一人は賛成、もう一人は反対しています」であれば、「もう一人」は「the other」と単数形にします。

9)紅茶やコーヒーなどの温かい飲み物は通常カップに注ぎますので、一杯なら「a cup of tea(coffee)」、二杯なら「two cups of tea(coffee)」と表現します。
「もう一杯」であれば「another cup of tea(coffee)」になります。
なお、水やジュースのように冷たい飲み物の場合はグラスに注がれるので、「a glass of water(juice)」と言います。
「Would you like ~?」は「~はいかがですか?」という意味で、会話文でよく登場する表現なので覚えておきましょう。

10)「両方」は「both」を使います。「彼らの両方」は「both of them」と言います。「両方」なので2人や2つを指す時に使い、3人または3つ以上ある状態での「全員」であれば「all of them」のように表現します。
「招待されました」なので過去形の受動態の文です。主語が「both of them」という複数形なので、be動詞は「are」の過去形「were」を使います。

11)「私が必要な全てのもの」は「All I need」と表現します。「私が欲しい全てのもの」なら「All I want」です。「all」は「全て」という意味ですが、この場合は単数形扱いになります。

12)「どちらも~ない」は「not ~ either」と表現します。「not ~ either」は「neither」に書き換えることができます。「neither」は否定の意味を持っているので、「not」は必要ありません。

代名詞を使った文

次の文を英文にしなさい。

1)誰かがベッドに横たわっています。
2)誰かこの花を欲しい人はいますか?
3)私はこの紙を切るものを買いに行くつもりです。
4)この二人のどちらかを知っていますか?
5)ジュースをもう一杯いかがですか?

【ヒント】
「彼は」「あなたは」のような人称代名詞と比べ、「someone」や「anyone」等はあまり代名詞という意識がないかもしれません。
これらは代名詞として覚えておく必要は特にありませんので、それぞれの単語の意味をしっかり覚えておき、英文を作れるようにしておきましょう。

【解答】
1)Someone(Somebody) is lying on the bed.
2)Does anyone want this flower?
3)I am going to buy something to cut this paper.(am going toはwillでも可)
4)Do you know either of these two people?
5)Would you like another glass of juice?

【解説】
1)「誰か」は肯定文では「someone」を使います。「横たわる」は「lie」ですが、現在進行形の文なので「is lying」にします。

2)「誰か」は疑問文では「anyone」を使います。「anyone」は三人称単数形なので「Does」を使って疑問文を作ります。

3)「切るもの」は「something to cut」と表現します。「~するつもりです」という未来形の文なので「be going to」もしくは「will」を使います。

4)「~のどちらか」なので「either of ~」を使います。日本語では「この二人」と表現していますが、「二人」なので「this」ではなく「these」を使う点に注意しましょう。

5)「~はいかがですか?」は「Would you like ~ ?」を使います。「ジュースをもう一杯」は「another glass of juice」です。ジュースは通常グラスに注がれますので、「cup」ではなく「glass」を使います。

人称代名詞(I、he等)や指示代名詞(this、that等)は英語学習の基本です。解説で示しているような一覧表をすべて埋められるように繰り返し学習してください。
また、それぞれの代名詞が単数扱いなのか複数扱いなのかによって動詞の形が変わることがありますので、併せて覚えておきましょう。
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