There is 構文 | 中学英文法問題集
中学英語で学習する「There is(are) ~.」構文に関する問題集です。
忘れてしまいがちな文法なので、たくさん問題を解いてすぐに思い出せるようにしておきましょう。
「~がいる、ある」の表現
1)オーストラリアには2400万人の人々がいます。
( )( ) 24 million people in Australia.
2)テーブルの上にはカップがあります。
( )( ) a cup on the table.
3)その庭に石はありません。
( )( )( ) a stone in the garden.
4)その公園には一匹も犬がいませんでした。
( ) were( ) dogs in the park.
5)3月は31日あります。
( )( ) thirty-one days in ( ).
6)この周辺にバス停はありますか?- いいえ、ありません。
( )( ) a bus stop around here?
– No, ( )( ) not.
7)昨日ここにはたくさんの人々がいました。
( )( ) many people ( )( ).
8)車の中には何もありませんでした。
( )( )( ) in the car.
9)以前ここに美術館はありましたか?
( )( ) an art musium ( )( )( ) ?
-Yes, ( )( ).
10)私の家の前にスーパーができる予定です。
There ( )( ) a supermarket ( )( )( ) my house.
【ヒント】
「~がいる、ある」は、「There is(are) ~.」構文を使って表現できます。
例えば「机の下に犬がいます」は「There is a dog under the desk.」と表現します。
「There is(are) ~」は初めて話題に出てくるものを指す時に使いますので、「(さっき話題にしていた)その犬は机の下にいます」のように一度話題に出てきたものを指す時には「The dog is under the desk.」という表現になります。
・There is(are) ~.「~がいる、ある」
・There is(are) not ~.「~がいない、ない」
・There are no 複数名詞「ひとりもいない、ひとつもない」)
=There are not any 複数名詞
・There was(were) ~.「~がいた、あった」
・There was(were) not ~.「~がいなかった、なかった」
【解答】
1)There,are
2)There,is
3)There,is,not
4)There,no(There,notでも可)
5)There,are,March
6)There,is,there,is
7)There,were,here,yesterday
8)There,was,nothing
9)Was,there,five,years,ago,there,was
10)will,be,in,front,of
【解説】
1)「~いる」という表現なので「There is(are)」構文を使います。「2400万人の人々」という複数形名詞が続くので、be動詞は「are」を使います。
2)「a cup」という単数形名詞が続くので、「There is」を使います。
3)「~がない」なので「There is(are) not ~.」という否定文を作ります。
続く名詞が「a stone」という単数形なので、「There is not」を使いましょう。
4)過去形の否定文なので「There were not dogs ~」にしても良いですが、「一匹もいない」と強調して言いたい時は「There are no 複数名詞」または「There are not any 複数名詞」で表現した方がベターです。
この問題文では語数の関係から「There are no 複数名詞」を使いますが、過去形の文なので「There were no 複数名詞」となります。
5)「3月は31日あります」のように月の日数をいう時にも「There is(are)」構文が使われることがあります。
月の単語(January~December)もしっかり書けるようにしておきましょう。
6)「ありますか?」という疑問文なので「Is(Are) there ~?」を使います。「a bus stop」という単数名詞が続くので、「Is there ~?」にしましょう。
7)「いました」という過去形の文なので、be動詞を過去形にします。「たくさんの人々」という複数形の名詞が主語になるので、「There were many people」です。その後ろに「here(ここに)」と「yesterday(昨日)」をつなげます。
8)「何も~ない」は「nothing」を使います。「ありませんでした」という過去形なのでbe動詞を過去形にし、「There was nothing」と表現します。「nothing」自体に否定の意味があるので「not」は必要ありません。
9)「ありましたか?」という過去形なので「Was there ~?」を使います。「5年前」は「five years ago」です。
10)「~ができる予定です」は未来の話をしているので、助動詞「will」を使います。「~ができる予定」=「(将来的に)~がある予定」と考え、「there is」で表現します。助動詞「will」は動詞の前に来るので、「there will」となり、「will」の後ろは動詞の原形にしなければならないので「there will be」となります。
「~の前に」は「in front of」という熟語を使います。重要な熟語なので必ず覚えておいてください。
「~がある、いる」の書き換え
1)私の家の近くに本屋があります。
( )( ) a bookstore ( ) my house.
=A bookstore ( )( ) my house.
2)9月は30日あります。
( )( ) 30 days in ( ).
=( )( ) 30 days.
3)日本には約1.2億人います。
( )( ) about 120 million people in Japan.
=Japan ( ) about 120 million people.
4)教室には何人の生徒がいますか?
( )( ) students ( )( ) in the classroom?
( )( ) students ( ) in the classroom?
【ヒント】
「There is a ○○」は「A ○○ is ~」という文に書き換えることができます。
「8月は31日あります」や「アメリカには○○人の人々がいます」のような文も「There is(are)」を使って「There are ○○ in △△」のように表現しますが、書き換える場合は「△△ has ○○」となります。
つまり、「8月は31日を持っています」「アメリカは○○人の人々を持っています」と考えてください。
【解答】
1)There,is,near,is,near
2)There, are,September,September has
3)There,are,has
4)How,many,are,there,How,many,are
【解説】
1)「a book store」という単数名詞が続くので、「There is」を当てはめます。「~の近くに」は「near」です。
書き換え文は「A book store」が主語になっているので、「~がある」を意味する「is」を使います。
2)「30 days」という複数名詞が続くので、「There are」を使います。
書き換え文には「September」がないことから、「September」を主語にして文を作ることがわかります。「9月は30日を持っている」と考え、「September has」を当てはめます。「September」は三人称単数形なので「has」になる点にも注意しましょう。
3)「120 million people」という複数名詞が続くので「There are」を使います。
書き換え文は「Japan」が主語になっているので、「日本は1.2億人を持っています」と考えて、「has」を使います。
4)「何人の生徒」なので、「how many students」を先頭に置きます。その後は「いますか?」なので「are there」を続けます。
書き換え文は、元の文と同じように「how many students」から書き始める点は同じですが、後ろの()が1つしかないので、動詞である「are」を当てはめます。
両方の文を肯定文にすると、一つ目が「There are students in the classroom.」で、二つ目が「Students are in the class room.」になります。
「There is(are) ~」構文と助動詞
1)図書館の近くに公園があるかもしれません。
( )( )( ) a park near the library.
2)家の中に誰かがいるに違いありません。
( )( )( )( ) in the house.
3)来月私たちの町にレストランができる予定です。
( )( )( ) a restaurant in our town next month.
=( )( )( )( )( ) a restaurant in our town next month.
【ヒント】
助動詞(will,may,must等)を使う文では、助動詞をbe動詞の前に置き、be動詞は原形にします。
【解答】
1)There,may,be
2)There,must,be,someone
3)There,will,be,There,is,going,to,be
【解説】
1)「~かもしれない」は助動詞「may」を使います。「~があるかもしれない」は「There may be ~」です。be動詞は原形beにしなければなりませんので、「is」や「are」にしないよう注意しましょう。
2)「~に違いない」は「must be ~」で表現します。「~がいるに違いない」なので「There must be」を使い、「誰か」は「someone」で表すことができます。
3)「~ができる予定」という未来形の文なので「There will be ~」と表現します。「will」は「be going to」に書き換えられるので、「There is going to be ~」と表現することもできます。
「~がある、いる」の使い分け
※be動詞は適切な形に変えること
※「There is(are) ~」が使えない場合は別の表現で書くこと
1)その庭にはたくさんの犬がいます。
2)テーブルの上にリンゴは一つもありませんでした。
3)その女性は中国にいます。
4)10月は31日あります。
5)2月は節分があります。(節分=Setsubun)
【ヒント】
「~がある、いる」という文は「There is(are) ~」もしくは「○○ is(are) ~」で表現します。
話題に初めて出てくる物や人の場合は「There is(are) ~」を、一度話題に出てきた特定の物や人の場合は「○○ is(are) ~」を使います。
【解答】
1)There are many(a lot of) dogs in the garden.
2)There were no apple(s) on the table.(There were not any apples on the table.)
3)The woman is in China.
4)There are 30 days in October.
5)There is Setsubun in February.
【解説】
1)主語は「たくさんの犬」という不特定の犬なので、「There are ~」を使います。
2)「リンゴ」は不特定のリンゴを指しているので「There is ~」を使いますが、過去形の文なので「There was ~」にします。
3)「その女性」という特定の人物を指しているので「There is ~」は使えません。「その女性(the woman)」を先頭に置いて、「The woman is ~」と表現します。
4)「〇月は**日あります」という表現は、「There is」構文の問題でよく出てくるので覚えておきましょう。
「There are 30 days in October.」は「October has 30 days.」に書き換えることもできます。
5)「節分」は色々な表現がありますが、ここでは「Setsubun」にしています。「節分がある」なので「There is Setsubun」です。2月は「February」です。月を表す単語を覚えていない場合は復習しておきましょう。
「there」を「そこ」と訳す場合は大抵文の後ろのほうに来ますので、「there is ~」で始まる文の場合は「~がある、いる」という意味を持っていることを忘れないようにしておきましょう。