動名詞・不定詞 | 中学英文法問題集
中学英語で学習する「動名詞・不定詞」の問題集です。
テストで出題されやすい問題も含まれていますので、テスト勉強にお役立てください。
動名詞
1)私は歩くことが好きです。
I like ( ).
2)ケンの趣味は絵を描くことです。
Ken’s hobby ( )( ) pictures.
3)英語を学ぶことは大切です。
( ) English ( ) important.
4)私たちはサッカーをするのをやめました。
We ( ) ( ) soccer.
5)車を運転することは簡単ではありません。
( ) a car is ( )( ).
6)この問題を解くことは難しい。
( ) this question is ( ).
【ヒント】
「食べる」や「眠る」は動詞ですが、これらを「食べること」や「眠ること」という表現に変えると名詞になります。「eat」「sleep」という動詞を「~すること」という名詞に変えるには、「ing」を付けて「eating」「sleeping」と表現します。これを「動名詞」と言います。
例えば「私は食べることが好きです」という文は、「I like eating.」と言います。
現在進行形でも「動詞+ing」という形が使われますが、現在進行形はその前にbe動詞が付くので区別できるようにしておきましょう。
【解答】
1)walking
2)is,drawing(painting)
3)Leaning,is
4)stopped,playing
5)Driving,not,easy
6)Solving,difficult
【解説】
1)「歩くこと」なので動詞「walk」に「ing」を付けて「walking」にします。
2)「描く」は「draw」または「paint」ですが、それぞれに「ing」を付けて「drawing」「painting」にして「描くこと」という意味にします。
なお、「paint」には絵の具などの塗料を使って描くという意味があります。
3)「英語を学ぶ」は「learn English」、「英語を学ぶこと」なので「learning English」にします。これがこの文の主語なので、その次には動詞の「is」が入ります。
4)「~するのを」という表現になっていますが、「~すること」と同じ意味です。
「stop ~ing」で「~することをやめる」と覚えておいてください。
「やめました」と過去形になっているので、「stopped」にするのを忘れないようにしましょう。
5)「車を運転すること」なので「driving a car」となり、これがこの文の主語です。
「~ではない」という否定文なので、「is」の後ろには「not」が入ります。
6)「解く」は「solve」なので、動名詞にすると「solving」になります。
「問題を解くこと」=「solving this question」がこの文の主語です。
動詞「is」を挟んで、最後には「難しい」を意味する「difficult」を持ってきます。
「difficult」はつづりが長く覚えにくい単語ですが、よく登場するので必ず覚えておきましょう。
不定詞
1)私は水を飲むために台所へ行きました。
I went to the kitchen ( )( )water.
2)私たちは次の試合に勝つために練習しています。
We are practicing ( )( ) the next match.
3)それは野菜を切るための機械です。
It is a machine ( )( ) vegetables.
4)授業を始める時間です。
It is time ( )( ) class.
5)ナンシーはケンと話をするために立ち止まりました。
Nancy stopped ( )( ) with Ken.
6)私は何か食べ物がほしいのです。
I want something ( )( ).
7)名前を書くためのペンをください。
Please give me a pen ( )( ) my name.
8)今から英語の勉強を始めることは遅くありません。
It is not late ( )( )( ) English now.
【ヒント】
「~すること」「~するために」「~するための」という表現は、不定詞を使います。
不定詞は「to+動詞の原形」で作ります。
・「~すること」は不定詞の名詞的用法と言い、動名詞と置き換えることができます。
・「~するために」は不定詞の副詞的用法と言い、「~するために○○した」のように動詞を修飾します。
・「~するための」は不定詞の形容詞的用法と言い、「~するための○○」のように名詞を修飾します。
「~すること」は不定詞でも動名詞でも表現できますが、動詞によってはどちらかしか使えないものや、不定詞を使うと意味が変わってしまうものもあります。
例)「stop」を使う文の場合
「stop ~ing」(動名詞)の場合は「~することをやめる」
「stop to+動詞の原形」(不定詞)の場合、「~するために止まる(やめる、立ち止まる)」
例)「remember」を使う文の場合
「remember ~ing」は「~したことを覚えている」で、過去の行動を表します。
「remenber to+動詞」は「~することを覚えている」で、今後の行動を表します。
【解答】
1)to,drink
2)to,win
3)to,cut
4)to,start
5)to,talk
6)to,eat
7)to,write
8)to,start,studying
【解説】
1)「飲むために」は、不定詞の副詞的用法を使い「to drink」となります。
2)「勝つために」は、不定詞の副詞的用法を使い「to win」となります。
3)「切るための」は、不定詞の形容詞的用法を使います。「切るための機械」は、まず「機械(machine)」を先に置いて、後ろに「切るための(to cut)」を持ってきます。
4)「~する時間です」は「It is time to ~.」という表現をしますので、構文として覚えておきましょう。
主語が「it」ですが「それは~」とは訳さずに、「to」以下の部分を実際の主語として訳します。
この「to ~」が不定詞で、前にある「time」という名詞を修飾しており、直訳すると「~するための時間」という意味になります。
5)「~するために立ち止まる」は「stop to ~」で覚えておいてください。
もし「Nancy stopped talking with Ken.」のように「talking」が動名詞になっていれば、「ナンシーはケンと話をすることを止めました」という意味になります。
6)「何か食べるもの」は「something to eat」と表現します。「何か飲むもの」なら「something to drink」、「何か着るもの」なら「something to wear」です。
これは不定詞の名詞的用法の一種で、直訳すると「食べるための何か」「飲むための何か」という意味になります。
疑問文で使う場合は「something」を「anything」に変えて、「anything to eat」のように表現します。
また、「食べるものは何も持っていない」のように否定文で使う時には「I have nothing to eat.」のように「nothing」を使って否定を表現します。
7)「書くための」という不定詞の形容詞的用法を使います。
8)「~することは・・・です」という表現は、「It is … to ~.」という構文を使います。
この「it」は仮の主語で、実際の主語は「to」以下の部分です。
「It is not late(遅くない)」と言っているので、まず何が遅くないのかを考えます。遅くないのは「始めること」なので、まず「to start」が入ります。
次に「英語の勉強」が入りますが、「英語を勉強すること」と考え、「to study English」もしくは「studying English」を使います。しかし語数を考えると「studying English」しか使えませんので、「to start studying」が正解です。
疑問詞と不定詞
1)ユキはケーキの作り方を知っています。
Yuki knows( )( )( ) a cake.
2)私はこのノートに何を書いたらいいのか考えています。
I am thinking about ( )( )( ) in this notebook.
3)いつ病院を訪れたらいいのか教えてください。
Please tell me ( )( )( ) the hosital.
4)トムはどこで帽子を買えばいいのかわかりません。
Tom doesn’t know ( )( )( ) a cap.
5)私はどの椅子に座ればいいのか彼女に尋ねました。
I asked her ( )( )( ) sit on.
6)どうやって家を建てるのかを知っていますか?
Do you know ( )( )( ) a house?
【ヒント】
「何を~するか」「いつ~するか」のような「疑問詞+~すればいいか」の表現にも不定詞が使われます。
・what to ~「何を~するか」
・when to ~「いつ~するか」
・where to ~「どこで~するか」
・how to ~「どうやって~すればいいか」「~する方法」
・who to ~「誰に(誰を)~すればいいか」
・which to ~「どちらを(どれを)~すればいいか」
【解答】
1)how,to,make(cook)
2)what,to,write
3)when,to,visit
4)where,to,buy
5)which,chair,to
6)how,to,build
【解説】
1)「作る方法」は「how to ~」を使い、「how to make(cook)」と表現します。
2)「何を書いたらいいのか」は「what to write」です。
3)「いつ訪れたらいいのか」なので「when to visit」を使います。
4)「どこで買えばいいのか」は「where to buy」と表現します。
5)「どれを~すればいいのか」は「which to ~」を使いますが、「どの椅子に座ればいいか」はまず「どの椅子」をひと固まりと考え、「which chair」という語順にします。その後ろに「to sit on」を繋げます。
6)「どうやって~するのか」は「~する方法」と同じで、「how to ~」を使います。
疑問文ですが、尋ねているのは「知っているかどうか」であり、方法を尋ねているわけではなので「How ~?」から始まる疑問文にしないように気を付けましょう。
動名詞・不定詞の文
1)私は走ることが得意です。
2)彼はタカシに会ったことを覚えていません。
3)私の姉は昼食を食べようとしました。
4)私たちは何を信じたらいいのかわかりません。
5)彼女は自転車の乗り方を知っていますか?
【ヒント】
動名詞にも不定詞にも「~すること」という意味はありますが、不定詞を使うと「~するために」等の別の意味に変わってしまう場合がありますので注意しましょう。
使い分けのヒントは、動名詞の場合「すでに行動したこと、今行動していること」を表現しますが、不定詞は「これから行動すること、行動しようとしていること」を表現します。
【解答】
1)I am good at running.
2)He doesn’t remember meeting(seeing) Takashi.
3)My sister tried to eat lunch.
4)We don’t know what to believe.
5)Does she know how to ride a bicycle(bike)?
【解説】
1)「~が得意です」は「be good at ~」という熟語で覚えておきましょう。
「走ること」は「running」または「to run」で表現できますが、この場合は直前に「at」があり「at to run」では前置詞が連続してしまいますので、「running」を使ってください。
2)「~したことを覚えている」は「remember ~ing」を使います。「remember to ~」だと、「これから~することを覚えておく」という意味になります。
3)「~しようとする」は「まだしていない、これからする」というイメージなので不定詞を使い「try to ~」にします。「try ~ing」を使うと「~してみた、試してみた」という意味になり、すでに行ったことを表します。
4)「何を信じたらいいか」なので「what to believe」と表現します。
5)「彼女は知っていますか?」という文なので「Does she know ~?」から始まる疑問文を作ります。
「自転車の乗り方(乗る方法)」は「how to ride a bicycle(bike)」を使います。
繰り返し問題を解いて、慣れていきましょう。