副詞・形容詞・前置詞 | 中学英文法問題集
中学英語で学習する「副詞・形容詞・前置詞」に関する問題集です。
単語を覚えると同時に、文のどの位置に入れるかを意識して取り組んでください。
副詞
( )に当てはまる単語を答えなさい。
We practice dance ( ).
2)先生はゆっくりと日本語を話します。
The teacher ( )Japanese( ).
3)ユキはいつも私を助けてくれます。
Yuki ( )( ) me.
4)私の兄は注意深く車を運転します。
My brother ( ) a car ( ).
5)彼は時々早起きします。
He ( ) ( ) up ( ).
6)私は犬と猫、どちらも好きです。
I like( )dogs ( ) cats.
7)今年の夏は海に行きます。
I go to sea ( )( ).
8)タカシはとても上手に英語を話せます。
Takash can ( ) English ( )( ).
【ヒント】
「ゆっくりと」「上手に」のように動詞を修飾したり、「とても」や「最も」のように形容詞を修飾する言葉を「副詞」と言います。
副詞を入れる位置は、副詞の種類によって異なります。
・動詞を修飾する副詞(hardやwell等)は動詞の後ろに置く(目的語がある場合は目的語の後ろに置く)
・頻度(sometimesやalways等)を表す副詞は動詞の前に置く
・形容詞や副詞を修飾する副詞(veryやmost等)は形容詞の前に置く
・複数の単語からなる副詞節は文の後ろに置く
などのパターンがありますが、例外もありますので簡単な例文を覚えて応用できるようにしましょう。
【解答】
1)hard
2)speaks,slowly
3)always,helps
4)drives,carefully
5)sometimes,gets,early
6)both,and
7)this,summer
8)speak,very,well
【解説】
1)「一生懸命に」は動詞を修飾する副詞「hard」で、動詞の後ろに置きます。
2)「ゆっくりと」は動詞を修飾する副詞「slowly」なので動詞の後ろに置きますが、「japanese(日本語を)」という目的語があるのでその後ろに置きます。
「the teacher」の後ろには動詞「speak(話す)」が入りますが、三人称単数形なので「speaks」が正解です。
3)「いつも」は頻度を表す副詞「always」なので、動詞の前に置きます。次に動詞「help(助ける)」が来ますが、主語の「Yuki」が三人称単数形なので「helps」にしなければいけません。
4)「注意深く」は動詞を修飾する副詞「carefully」ですので動詞の後ろに置きますが、「a car」という目的語があるのでその後ろに置きます。
主語「my brother」の後ろには動詞「drive(運転する)」が来ますが、三人称単数形なので「drives」です。
5)「時々」は頻度を表す副詞「sometimes」なので動詞の前に置きます。次に動詞が来ますが、「早起き」は「早く起きる」と考えてください。つまり動詞は「起きる」なので「get up」ですが、三単現のsを付けて「gets」が入ります。最後に「早く」という動詞を修飾する副詞「early」が来ます。「get up early」=「早起きする」と覚えておきましょう。
6)「AとBのどちらも」は「both A and B」で表現しますので、熟語として覚えておいてください。
7)「今年の夏に」も副詞の一種です。「今年の夏」=「この夏」=「this summer」で覚えておいてください。「this summer」の前に前置詞は必要ありません。
8)「とても上手に」は「very well」で、動詞を修飾する副詞なので動詞の後ろに置きますが、目的語「English」がありますのでその後ろに来ます。
「話す」は「speak」で、主語が三人称単数形なので「speak」にしてしまいそうになりますが、助動詞「can(~できる)」の後ろは必ず動詞の原形なので「speak」のままにしてください。
形容詞
1)彼女はとても怒っています。
She( )( )( ).
2)( ) is ( ) today.
今日は曇っています。
3)ライオンは危険な動物です。
Lions ( ) ( ) animals.
4)このオレンジは値段が高すぎます。
This orange ( )( )( ).
5)私はお腹がいっぱいです。
I’m ( ).
6)誰もその質問に答えませんでした。
( ) one answered the question.
7)その腕時計は私のものと似ています。
The watch is ( ) to ( ).
8)彼らは映画に興味があります。
They ( )( )in movies.
【ヒント】
人や物の状態・性質を表すことばを「形容詞」と言います。例えば「赤いりんご」の「赤い」は、「りんご」の状態・性質を表す形容詞です。
英語でも、日本語と同じように形容詞(赤い)は修飾する単語(りんご)のすぐ前に置きます。
また、「This apple is red.(このリンゴは赤い)」のように、形容詞で終わる文もあります。
【解答】
1)is,very,angry
2)It,cloudy
3)are,dangerous
4)is,too,expensive
5)full
6)No
7)similar,mine
8)are,interested
【解説】
1)「怒っている」は「angry」です。「とても怒っている」で一つのかたまりとして考え、「very angry」と表現します。
「angry」は形容詞なので、動詞はbe動詞を使います。
2)天気の話をしているので、主語に「it」を使うことをすぐに思い出せるようにしておいてください。「曇っている」は「cloudy」です。「雨降りの」なら「rainy」、「晴れている」なら「sunny」や「clear」を使います。
3)「危険な」は「dangerous」ですが、つづりが長く覚えにくい単語なので何度も書いて覚えてください。主語が「Lions」という複数形なので、be動詞は「are」を使います。
4)「値段が高い」は「expensive」です。「~すぎる」は「too」を使い、「値段が高すぎる」は「too expensive」と言います。なお、「値段が安い」は「cheap」です。
5)「お腹がいっぱい」は「full」という一単語で表現できます。「full」は「いっぱいの」という形容詞です。なお、「私はお腹が空いている」は「I’m hungry.」です。
6)「誰も~ない」「ひとりも~ない」は、「No one ~」という表現を使います。「No one」自体に否定の意味があるので、次に来る動詞にdon’tやnotを付けないように気をつけてください。
7)「~に似ている」は「be similar to ~」という熟語で覚えておきましょう。「be」は主語や時制によって「am/is/are」「was/were」に変化します。
「私のもの」は「mine」です。
8)「~に興味がある」は「be interested in ~」という熟語ですが、非常によく出てくるので必ず覚えておいてください。
前置詞
1)昼食の後にテニスをします。
I ( )tennis ( ) lunch.
2)それは犬のように見えます。
It looks ( ) a dog.
3)彼はかばんを持たずに出かけます。
He goes out ( ) a bag.
4)タカシは月曜日に買い物に行きます。
Takashi goes shopping ( )( ).
5)ドアのそばに猫がいます。
There is a cat ( ) the door.
6)ナンシーは12時にその店を訪れました。
Nancy visited the shop ( )( ).
7)私たちは8月に旅行に行きます。
We will go on a trip ( )( ).
8)机といすの間にペンを見つけました。
I found the pen ( ) the desk ( ) the chair.
9)私は日本出身です。
I ( )( ) Japan.
10)My sister ( ) at this school ( ) a teacher.
私の姉は先生としてこの学校で働いています。
【ヒント】
前置詞は、「in(~の中に)」や「to(~へ)」「under(~の下に)」のように、動作を行う場所や対象、人や物の位置を表す時などに使われます。
「like」のように、動詞では「好む」という意味がありますが、前置詞として「~のように」という意味で使われる単語もあります。
【解答】
1)play,after
2)like
3)without
4)on,Monday
5)by
6)at twelve
7)in August
8)between,and
9)am,from
10)works,as
【解説】
1)「~の後に」は「after」です。「~の前に」は「before」を使います。セットで覚えておきましょう。
2)「~のように」は「like ~」を使います。この「like」は動詞ではなく、前置詞として使われています。
また、動詞「look」は「見る」という意味がありますが、「見える」という意味も持っています。
3)「かばんを持たずに」は「かばん無しで」と考え、「~無しで」という意味の「without ~」を使います。反対に「~を持って」であれば「with ~」になります。
4)「月曜日に」という曜日を表す時には、前置詞「on」を使います。各曜日の単語も必ず覚えておきましょう。
5)「~のそばに」は「by」を使いますが、「near」も「~の近くに」という意味があるのでこの問題の場合はどちらでもOKです。
「by」のほうが目に見えて近いというイメージで、「near」は自分の感覚としては近い(自分としては近いと思っている)というイメージです。
6)時刻を表す時には前置詞「at + 数詞」で表現します。数詞とは「one」「five」のような数を表す単語のことです。
7)「8月に」のように月を表す時には「in」を使います。「8月中に」というイメージを持っておけば「in」を思い出しやすくなります。
8)「AとBの間に」は、「between A and B」という熟語で覚えておいてください。2つのものの間の場合は「between」ですが、3つ以上のものの間の場合は「among」を使います。
9)「~出身」は「from ~」で表します。「from」は「~から」という意味を持っているので、「I am from Japan.(私は日本からです=私は日本出身です)」と覚えておきましょう。
10)「~として」は「as ~」です。「as」には他にも「~なので」「~のように」等、色々な意味を持っていますので、文の流れに沿って訳す必要があります。
副詞・形容詞・前置詞を使った文
1)私は本当にバスケットボールが好きです。
2)タカシは夕食の前に手を洗います。
3)全ての生徒が3時に帰ります。
4)その猫は私の後ろにいます。
5)彼女は簡単に問題を解決します。
【ヒント】
副詞を含む文は、まず副詞抜きで文を作ってから副詞の位置を考えてみましょう。
副詞を入れる位置はある程度のルールはありますが、単語ごとに例文を覚えて暗記しておく方が悩まずに英文を作ることができます。
【解答】
1)I really like basketball.
2)Takashi washes his hands before dinner.
3)All students go home at 3 o’clock.
4)The cat is behind me.
5)She solves problems easily.
【解説】
1)「本当に」は副詞「really」で、動詞の前に置きます。
2)「夕食の前に」は前置詞「before」を使い、「before dinner」と言います。
3)「全ての」は形容詞「all」で表現します。「全ての」ということは単数ではなく複数いる(ある)ということになるので、後ろに来る単語は複数形にします。
「3時に」は「at three」や「at 3 p.m.」等でも構いません。
4)「~の後ろに」は前置詞「behind」を使います。
「~がいる(ある)」は「There is(are) ~.」でも表現できますが、この問題文の場合は「その猫」という一度話題に出てきている猫を指しているので、「The cat is ~.」で「猫がいる」を表現しています。「There is(are) ~.」は基本的に話題に初めて登場した人や物を指す時に使われます。
5)「解決する」は動詞「solve」です。「簡単に」は副詞「easily」を使い、「solve」の目的語である「problems」の後ろに置きます。
「problems」は「the problem」や「a problem」でも構いません。
慣れが必要になるので、たくさん問題を解いて覚えていきましょう。