助動詞 | 中学英文法問題集

中学英語で学習する「助動詞」に関する問題集です。
必須文法ですので、繰り返し問題を解いてマスターしましょう。

助動詞_中学英文法問題集

助動詞

(    )に当てはまる単語を答えなさい。

1)私は中国語を話せます。
I (    ) speak Chinese.

2)You (    )(    ) this book.
あなたはこの本を読むべきです。

3)私のおじさんは彼女を知っているかもしれません。
My uncle (    )(    ) her.

4)私は家まで走らなければなりません。
I (    )(    ) home.

5)彼らは3日間ここに滞在するでしょう。
They (    )(    ) here (    ) three days.

6)私はこれ以上走ることができません。
I (    ) not (    )(    ) run any more.

7)サユリは早起きしなければなりません。
Sayuri (    )(    ) get up early.

8)あなたは彼女に電話をする必要はありません。
You (    )(    )(    ) call her.

9)壁を登ってはいけません。
You (    )(    ) climb the wall.

10)彼は学校へ行くべきではありません。
He (    )(    )(    ) to school.

11)私がこの部屋を掃除をしましょうか?
(    ) I (    ) this room?

12)その窓を開けていただけませんか?
(    ) you (    ) the window?

13)一緒にテニスをしませんか?
(    )(    ) play tennis?

14)この椅子に座ってもいいですか?
(    )(    ) sit on this chair?

【ヒント】
助動詞は以下のようなものがあります。
・can(~できる)=be able to
・will(~するつもりだ)=be going to
・should(~すべきだ)
・may(~してもよい、~かもしれない) ※「~してもよい」は「can」でも可能
・must(~しなければならない)=have to

また、否定文にすると次のような意味を持ちます。
・can not(~できない)
・will not(~しないつもりだ、~するつもりはない)
・should not(~すべきではない)
・may not(~してはいけない)=must not=Don’t ~.
・don’t have to(~する必要がない、~しなくてもよい)=don’t need to

疑問文で使う場合は次のような意味を持ちます。
・Can you ~?(~してくれませんか?)=Will you ~?
・Could you ~?(~していただけませんか?)=Would you ~?
・Can I ~?(~してもいいですか?)=May I ~?=Could I ~?
・Shall I ~?(私が~しましょうか?)
・Shall we ~?(一緒に~しましょうか?)=Let’s ~.

注意しなければならないのは、「must = have to(~しなければならない)」ですが、「must not = don’t have to」ではないという点です。
「must not」は「~してはいけない」という禁止の意味を持ちますが、「don’t have to」は「~しなくてもよい」なので、禁止しているわけではなく「してもしなくてもどちらでも良い」ということを表します。

【解答】
1)can
2)should,read
3)may,know
4)must,run
5)will,stay,for
6)am,able,to
7)has,to
8)don’t,have,to
9)must(may),not
10)should,not,go
11)Shall,clean
12)Can(Will,Could,would),open
13)Shall,we
14)Can(May/Could),I

【解説】
1)「~できる」を一語で表現するには助動詞「can」を使います。

2)「~するべきだ」は助動詞「should」を使います。助動詞の後ろには動詞の原形が来るので、「読む」を表す「read」を置きます。

3)「~かもしれない」は助動詞「may」を使います。

4)「~しなければならない」は助動詞「must」を使います。「home」は「家に、家まで」という意味がありますので「to」等の前置詞は必要ありません。

5)「~するでしょう」は助動詞「will」を使います。「滞在する」は動詞「stay」です。「3日間」は「for three days」と表現します。

6)「~できません」は「can’t(cannot/can not)」で表現できますが、ここでは語数が合わないため「be not able to」を使います。

7)「~しなければならない」は助動詞「must」で表現できますが、ここでは2語で書く必要があるため「have to」を使います。しかし、主語が三人称単数形のため「have」は「has」に変えて「has to」にしなければなりません。

8)「~する必要がない」は「don’t have to」で表現します。

9)「~してはいけない」は「must not」または「may not」で表します。

10)「~するべきではない」は「should not」で表します。「学校へ行く」は「go to school」です。

11)「(私が)~しましょうか?」は「Shall I ~?」を使います。「掃除をする」は動詞「clean」です。

12)「~していただけませんか?」は「Can you ~?」「Will you ~?」「Could you ~?」「Would you ~?」のいずれでも表現できます。「Could you ~?」や「Would you ~?」は、より丁寧な表現です。
なお、「Can/Could you ~?」と「Will/Would you ~ ?」の違いは、「Can(Could)」はもともと「~できる」という助動詞なので、「能力的に可能ですか?」と尋ねており、「Will(Would)」は「~しよう」という意思を表す助動詞なので「してくれる意志はありますか?」と尋ねているイメージです。

13)「(一緒に)~しましょうか?」は「Shall we ~?」です。「we」は「私たち(私もあなたも)」という意味なので、「一緒に何かをしましょう」というイメージです。
「~しましょう」は「Let’s ~」で表現することもできます。

14)「~してもいいですか?」は「Can I ~?」または「May I ~?」を使います。
また、丁寧な言い方として「Could I ~?」という表現もあります。

助動詞の書き換え

次の文が同じ意味になるように(    )に当てはまる単語を答えなさい。

1)Shall we watch a movie?
=(    )(    ) a movie.

2)He is able to make a cake.
=He (    )(    ) a cake.

3)We will leave here at eight o’clock.
=We (    )(    )(    )(    )at eight o’clock.

4)They have to protect nature.
=They (    )(    ) nature.

5)You must not play in this garden.
=(    )(    ) in this garden.

6)We don’t need to explain about it.
=We (    )(    )(    )explain about it.

【ヒント】
助動詞は、別の単語(熟語)に置き換えて表現できる場合があります。
助動詞と熟語を必ずセットで覚えておきましょう。

【解答】
1)Let’s,watch
2)can,make
3)are,going,to,leave
4)must,protect
5)Don’t,play
6)don’t,have,to

【解説】
1)「Shall we ~?」は「(一緒に)~しましょうか?」なので、「~しましょう」という意味の「Let’s ~.」に置き換えることができます。「Let’s」の後ろは動詞の原形が来ます。
訳:映画を観ませんか?(映画を観ましょう)

2)「is able to」は「~できる」という意味なので、「can」に置き換えることができます。
訳:彼はケーキを作ることができます。

3)「will」は未来を表す助動詞ですが、「be going to」に書き換えられますので「are going to leave」となります。
訳:私たちは8時にここを立ち去るでしょう。

4)「have to」は「~しなければならない」なので、助動詞「must」を使って書き換えられます。
訳:彼らは自然を保護しなければなりません。

5)「must not」は「~してはいけない」という意味です。「must not」は「may not」でも言い換えることができますが、この問題の場合は単語数が足りないので、「Don’t ~」を使います。「Don’t play.」で「遊んではいけない(遊ぶな)」という意味になります。
訳:この庭で遊んではいけません。

6)「don’t need to ~」は「~する必要がない」という意味なので、「don’t have to」で置き換えられます。
訳:私たちはそのことについて説明する必要はありません。

助動詞を使った色々な文

次の文を英文で書きなさい。

1)私たちは毎日勉強しなければなりませんでした。
2)あなたは上手に絵を描けるようになるでしょう。
3)トム(Tom)は数学を勉強しなくても構いません。
4)明日は雨が降らないでしょう。
5)このかばんを運びましょうか? – はい、お願いします。
6)私と一緒に来てくれませんか? – ごめんなさい、できません。

【ヒント】
過去形の文は、基本的には助動詞を過去形に変えればよいのですが、「must」には、過去形がありません。この場合は同じ意味の「have to」を過去形にして文を作りましょう。
2つの助動詞を同じ文で使いたい場合は、片方を助動詞ではない別の表現に変える必要があります。

【解答】
1)We had to study every day.
2)You will be able to draw(paint) well.
3)Tom doesn’t have to study math.(Tom doesn’t need to study math.)
4)It won’t rain tomorrow.(It is not going to rain tomorrow.)
5)Shall I carry this bag? – Yes, please.
6)Can you come with me? – Sorry, I can’t.

【解説】
1)「~しなければならない」は助動詞「must」ですが、この問題では過去形の文を作らなければなりません。しかし「must」には過去形がないため、「must」と同じ意味の「have to」を使って過去形の文を作ります。
「have to」の過去形は「had to」です。

2)「~でしょう(未来)」と「描ける(できる)」の2つの意味を持った文を作らなければなりません。「~でしょう」は「will」、「できる」は「can」ですが、どちらも助動詞なので同じ文で同時に使うことはできません。この場合は「can」を「be able to」に変えて、「will be able to」と表現します。
「絵を描く」は動詞「draw」または「paint」という一語で表せます。
「あなたは絵を描けるようになるでしょう」は「You will be able to draw(paint)」となり、「上手に」を表す「well」は最後に持ってきます。
なお、「paint」は厳密には絵の具などの塗料を使って描くという意味です。

3)「~しなくても構わない」は「~する必要はない」と同じ意味なので、「don’t have to」または「don’t need to」で表せます。
この文の場合は主語が「Tom」という三人称単数形なので、「doesn’t have to」または「doesn’t need to」にしなければなりません。
もし過去形であれば「didn’t have to」「didn’t need to」に変えます。

4)「明日~でしょう」という未来の話なので、助動詞「will」または「be going to」を使いますが、否定文なので「not」を入れます。「will not」は「won’t」という短縮形でも表すことができます。
そして、天気の話をしているので主語には「it」を使います。「雨が降る」は動詞「rain」で表します。

5)「(私が)~しましょうか」は「Shall I ~?」で表します。
返答文の「はい、お願いします」は「Yes, please.」と言います。
断る場合は「いいえ、結構です」になりますので、「No, thank you.」と答えます。

6)「~してくれませんか?」なので「Can you ~?」を使います。「can」の代わりに「will」「could」「would」でも構いません。
断るときには「ごめんなさい」と伝えたうえで、「できません」と言いますので「Sorry, I can’t.」となります。
「もちろんいいですよ」と答える場合は「Sure.」と言います。

助動詞は種類が多いので、何度も問題を解いて少しずつ覚えていきましょう。
特に、助動詞と同じ意味を持つ熟語への書き換え問題は定期テストにもよく出題されますので、しっかり頭に入れておいてください。
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