比較・最大級 | 中学英文法問題集
中学英語で学習する「比較・最大級」に関する問題集です。
同等比較(as~as)も含まれていますので、一緒にマスターしましょう。
比較級の文
1)あなたのかばんは私のものより重い。
Your bag is ( )( ) mine.
2)タカシはトムより速く走ります。
Takashi ( )( )( ) Tom.
3)私は兄より背が高い。
I ( )( )( ) my brother.
4)あなたはもっと注意するべきです。
You should be ( )( ).
5)サユリは私よりも上手にピアノを弾きます。
Sayuri ( ) the piano ( )( ) I do.
6)この車はあの車よりも古いですか?
Is this car ( )( ) that one?
【ヒント】
比較級「~より○○です」の文は、形容詞または副詞に「er」を付けて表現します。
また、つづりの長い単語(母音が3字以上ある単語)は「er」を付けずに、単語の前に「more」を付けることで表現するものもあります。
「~よりも」という比較の対象となる人や物は、「than ~」で表します。
【解答】
1)heavier,than
2)runs,faster,than
3)am,taller,than
4)more careful
5)plays,better,than
6)older,than
【解説】
1)「重い」は「heavy」です。「より重い」という比較級にするには「er」を付けますが、「heavy」は「yをiに変えてer」を付け、「heavier」というつづりになります。
あとは「私のものよりも」なので、「than mine」を付け加えます。
2)まず主語「Takashi」の後ろに来るのは動詞なので、「run」に三単現のsを付けて「runs」が入ります。
その後ろに「トムよりも速く」が来ます。「速く」は「fast」なので、「より早く」は「faster」、「トムよりも」は「than Tom」です。
3)「私は背が高い」という状態を表す文なので、主語「I」の後ろにはbe動詞の「am」が入ります。その次に「背が高い」の「tall」が来ますが、「より背が高い」なので「taller」にします。残りは「兄よりも」なので「than my brother」が続きます。
4)「~すべきだ」という意味の助動詞「should」が使われています。
「注意する」という動詞を考えてしまいますが、「should」の後ろにはすでに「be」というbe動詞が使われていますので、「careful(注意深い)」という形容詞を使って表現します。つまり、「あなたはもっと注意深くなるべきです」と考えます。
「もっと注意深く」の部分が比較級なので、「careful」に「er」を付けたいところですが、「careful」は母音(a,i,u,e,o)が3字含まれている単語なので、「more careful」と表現します。
5)まず主語の「Sayuri」の後ろには「弾く(演奏する)」という動詞が入るので、三単現のsを付けて「plays」が当てはまります。「上手に」は「well」という副詞ですが、「well」の比較級は「better」です。
「私よりも上手に」は「better than I do」ですが、この「do」は「play」を置き換えたもので、「私が弾くよりも上手に」ということです。「do」は省略しても構いません。
6)比較級の疑問文ですが、通常の疑問文と作り方は同じです。この文の場合はbe動詞「is」を使う文なので「Is ~?」から始まります。「old(古い)」の比較級は「older」です。
「that one」は「that car」のことですが、「car」という単語を繰り返すのを避けるため「one」に置き換えています。
最上級の文
1)富士山は日本で一番高い山です。
Mt.Fuji is ( )( )mountain in Japan.
2)ケンジは3人の中で最も速く走ります。
Kenji runs ( )( ) the three.
3)あなたの家族で一番若いのは誰ですか?
Who is ( )( ) in your family?
-サユリです。
-Sayuri ( ).
4)彼女はクラスで一番上手にテニスをします。
She plays tennis( )in her class.
=She is ( )( ) tennis player in her class.
5)この問題は全ての中で最も難しい。
This problem is ( )( )( ) of all.
6)信濃川は日本で一番長い川です。
Shinano River is ( )( )river in Japan.
=Shinano River is longer than ( )( ) rivers in Japan.
【ヒント】
最上級「最も~です」の文は、形容詞や副詞に「est」を付けて表現します。
「最も○○な△△」のように、△△の部分に名詞が来る場合は、先頭に「the」を付けて「the ○○ △△」と表現します。ただし、「my best friend」のようにbestの前に所有格がある場合は「the」は必要ありません。
また、副詞に「est」を付けるときには「the」はあってもなくても構いません。
なお、母音(a,i,u,e,o)が3字以上あるような長いつづりの単語の場合は「est」を付けず、その単語の前に「most」を付けて最上級を表現します。
【解答】
1)the,highest
2)fastest,of
3)the,youngest,is
4)best,the,best
5)the,most,difficult
6)the,longest,any,other
【解説】
1)「一番高い」なので、「high」に「est」を付けて「highest」にします。「一番高い山」で一つの固まりとして考え、「the highest mountain」になります。
2)「最も早く」なので「fast」を「fastest」にします。「3人の中で」のように、人数や個数が来る場合は「of」を使い、「of the three」と表現します。
3)疑問文ですが、考え方は肯定文の時と同じです。「一番若い」なので「the youngest」です。
返答文の「サユリです」は、元々は「サユリが一番若いです」という意味なので「Sayuri is the youngest.」となりますが、「the youngest」を省略して「Sayuri is.」と表現しています。
4)「上手に」は「well」ですが、「well」の最上級は「best」です。
また、同じ意味の文に書き換えると「サユリはクラスで最も上手なテニスプレイヤーです」となり、「最も上手なテニスプレイヤー」は「the best tennis player」と表現します。
5)「難しい」は「difficult」ですが、母音が3つ以上あるつづりの長い単語なので、最上級は「est」を付けずに「the most difficult」と表現します。
「全ての中で」は「of all」と表現しますので覚えておきましょう。
6)「一番長い川」なので「the longest river」です。
同じ意味の文にするには、まず「longer than」が使われている点に注目します。「~より長い」という比較級を使っていますので、「日本の他のどの川よりも長い」という文を作ります。
「他のどの~よりも」は「any other ~」と表現します。
同等比較(同級比較)の文
Your hair is ( )( )( ) Nancy’s.
2)私は母と同じくらい早く起きます。
I get up ( )( )( ) my mother does.
3)彼はあなたほど親切ではありません。
He is ( )( )( )( ) you.
=You are ( )( ) he.
4)できるだけゆっくりと歩きなさい。
Walk ( )( )( ) you ( ).
5)命ほど大切なものはありません。
( ) is ( )( ) as life.
6)彼らはできるだけたくさんの本を読みました。
They read as ( )( )( ) they ( ).
【ヒント】
同等比較「○○と同じくらい~」は、「as ~ as ○○」で表現します。
「not as ~ as ○○」は「○○ほど~ではない」という意味になります。
「できるだけ~」は「as ~ as+人+can」と表現します。
【解答】
1)as,long,as
2)as,early,as
3)not,as,kind,as,kinder,than
4)as,slowly,as,can
5)Nothing,as,important
6)many,books,as,could
【解説】
1)「同じくらい長い」なので「as long as」になります。「Nancy’s」は「Nancy’s hair」のことを指します。
2)「同じくらい早く」は「as early as」です。「my mother does」は「my mother gets up」のことです。
3)「not as ~ as ○○」は「○○ほど~ではない」という意味になります。同じ意味の文に書き換える場合は、まず主語に注目してください。「彼はあなたほど親切ではない」の主語を「あなた」に変えると「あなたは彼よりも親切です」となりますので、比較級の文を作ります。
4)「歩きなさい」という命令文なので、主語がなく動詞「walk」から文が始まっています。「できるだけ~」は「as ~ as+人+can」で表現します。この場合、歩くのは「あなた」なので「as slowly as you can」となります。
5)まず「命ほど大切な」=「命と同じくらい大切な」と考えて、「as important as life」であることがわかります。そうすると「ありません」という否定の意味を持った単語を主語にしなければならないので、「何もない」という意味を持ち、代名詞にもなる「nothing」を使います。
6)「できるだけたくさんの」は「as many as+人+can」と使います。
数えられるものの場合は「many」ですが、数えられないものは「much」を使います。
また、「できるだけたくさんの○○」の場合は「as many(much) ○○ as+人+can」と表現します。
この問題文は「できるだけたくさんの本」なので「as many books as」となります。
最後の「人+can」の部分ですが、この文は過去形の文なので、「can」は過去形の「could」にする必要があります。従って、「as many books as they could」となります。
最初の「They」の後ろの「read」は「read」の過去形です。(不規則変化の動詞)
比較級・最上級・同等比較の書き換え
I like English.(私は英語が好きです)
1)「理科よりも英語が好き」という文に書き換えなさい。
2)「全ての科目の中で英語が一番好き」という文に書き換えなさい。
3)「理科と同じくらい英語が好き」という文に書き換えなさい。
4)「英語ほど理科は好きではない」という文に書き換えなさい。
【ヒント】
「AよりもBが好き」は「like B better(more) than A」で表現します。
「Bが一番好き」は「like B the best」を使います。
「Bと同じくらいAが好き」は「like A as much as B」です。
「AはBほど好きではない」は「Bと同じくらい好き」を否定文にすることで表現できます。
【解答】
1)I like English better(more) than science.
2)I like English the best(most) of all (the) subjects.
3)I like English as much as science.
4)I don’t like science as much as English.
【解説】
1)「~より○○が好きだ」は「like ○○ better than ~」で表現します。「better」の代わりに「more」でも構いません。
「English」は固有名詞のため頭文字が大文字ですが、「science」は一般名詞のため小文字になりますので注意しましょう。
2)「一番好き」は「like the best(most)」です。「全ての科目の中で」は「of all subjects」ですが、「自分が学んでいる全ての科目」と特定するのであれば「of all the subjects」を付けたり、「私たち中学生が学んでいる全ての科目」というイメージなら「of all our subjects」にしても構いません。
3)「~と同じくらい」なので「as ~ as」を使います。「英語」と「理科」の位置を間違えないように気を付けましょう。「結局何が好きなのか」を先に述べます。
4)「not like B as much as A」を使います。まず言いたいのは「理科は好きではない」といいうことなので、likeの後ろに来るのは「science」です。「英語ほど」というおまけの情報なので、文の後ろに置きます。
簡単な例文を暗記して応用できるようにしておきましょう。