文の形 | 中学英文法問題集
中学英文法の基礎「文の形」に関する問題集です。
肯定文・否定文・疑問文に加え、命令文・感嘆文も学習できます。
肯定文
1)私は彼女を知っています。
2)彼は窓を開けます。
3)その犬はいすに座ります。
4)サユリは毎晩10時に寝ます。
5)彼らは私たちの先生です。
【ヒント】
全て肯定文なので、「主語+動詞」の順序で文を組み立てます。
主語が三人称単数形の場合は一般動詞に三単現のs(es)を付けましょう。
【解答】
1)I know her.
2)He opens the window.
3)The dog sits on the chair.
4)Sayuri goes to bed at 10 every night.
5)They are our teachers.
【解説】
1)主語は「私は」、動詞は「知っている」なので「I know」、「彼女を」は「her」です。
2)主語は「彼は」、動詞は「開ける」ですが、主語が三人称単数形のため動詞には三単現のsが必要で「He opens」になります。「窓」は「the window」です。
3)主語は「その犬は」、動詞は「座る」ですが、主語が三人称単数形のため三単現のsが必要で「The dog sits」になります。「いすに」は、「いすの上に」ということなので、「on the chair」と表現します。
4)主語は「サユリは」、動詞は「寝る」です。「寝る」は「go to bed」という表現をしますが、主語が三人称単数形なので「Sayuri goes to bed」です。「go」にはsではなくesを付ける点に注意しましょう。「10時に」という時刻を表現する時には「at」を使い、「at 10」や「at 10 o’clock」、午後10時であることをはっきり表現したい場合は「at 10pm」等の表現があります。「毎晩」は「every night」です。
5)主語は「彼らは」で、「彼ら」がどんな人たちなのか、性質や状態を表す文なのでbe動詞を使い「They are」となります。「私たちの先生」は「our teacher」ですが、「彼ら(複数)=先生」ということは「先生」も複数形にしなければなりませんので、「our teachers」になります。
否定文
1)私はミルクを飲みません。
2)タケシはこのノートを使いません。
3)彼は私の父ではありません。
4)私は友達をパーティーに招待しません。
5)ケイト(Kate)はトム(Tom)のことを覚えていません。
【ヒント】
全て否定文です。
一般動詞を使った文を否定文にするには一般動詞の前に「don’t」を置きます。
主語が三人称単数形の場合は「doesn’t」を使い、後ろの一般動詞にはsやesを付けません。be動詞を使った文を否定文にするには、be動詞の後ろにnotを付け加えます。
【解答】
1)I don’t drink milk.
2)Takeshi doesn’t use this notebook.
3)He is not my father.
4)I don’t invite my friend to the party.
5)Kate doesn’t remember Tom.
【解説】
1)主語は「私は」、動詞は「飲む」なので「I drink」ですが、否定文のため「飲む」の前にdon’tを置き「I don’t drink」になります。「ミルク」は数えられない名詞なので、「a milk」や「milks」とは表現せず、そのまま「milk」と言います。
2)主語は「タケシ」、動詞は「使う」ですが、否定文で更に主語が三人称単数形なのでdoesn’tを使い、「Takeshi doesn’t use」となります。「このノート」は「this notebook」です。日本語では「ノート」と言いますが、英語では「notebook」なので注意しましょう。
3)主語は「彼は」、動詞はなく「彼は○○です」という状態・性質を表す文なのでbe動詞を使います。be動詞を使う文を否定文にするには、be動詞の後ろにnotを置きます。「He is not」は「He isn’t」や「He’s not」のように短縮形を使っても構いません。
4)主語は「私は」、動詞は「招待する」なので「I invite」ですが、否定文なので「I don’t invite」になります。「invite」は「~を招待する」という意味で、後ろには招待する相手が来ますので、「I don’t invite my friend(s)」という語順になります。「パーティーへ」は「to the party」です。
5)主語は「ケイト」、動詞は「覚えている」で三人称単数形の否定文なので「Kate doesn’t remember」です。「remember」には「思い出す」という意味もあります。
疑問文
1)あなたは高校生ですか。 – はい、そうです。
2)あなたはそう思いますか。 – いいえ、思いません。
3)彼は車を運転しますか。 – いいえ、運転しません。
4)ナンシー(Nancy)の妹は日本に住んでいますか。 – はい、住んでいます。
5)今日は晴れますか。 – はい、晴れます。
【ヒント】
疑問文は、文の先頭がbe動詞またはdo/doesから始まります。文末にクエスチョンマークを付けるのを忘れないようにしましょう。
また、be動詞やdo/doesから始まる疑問文は、YesかNoで答えることができます。Yesの場合は「Yes, 主語+be動詞」または「Yes, 主語+do/does」、Noの場合は「No, 主語+be動詞+not」または「No,主語+do/does+not」と表現します。
【解答】
1)Are you a high school student? – Yes, I am.
2)Do you think so? – No, I don’t.
3)Does he drive a car? – No, he doesn’t.
4)Does Nancy’s sister live in Japan? – Yes, she does.
5)Is it sunny today? – Yes, it is.
【解説】
1)「あなたは~ですか」は「Are you ~?」で表現します。「高校生」は「a high school student」なので、「Are you a high school student?」です。「あなたは~ですか?」と尋ねられると、答える側は「はい(いいえ)、私は~です」と答えなければなりません。この場合はbe動詞を使った疑問文で尋ねられているので、答える側もbe動詞を使い、「Yes, I am.」または「No, I am not.」と答えます。
2)「思う」という一般動詞がある文なので、先頭を「Do」から始めます。「あなたは思いますか」は「Do you think」で、「そう」「そのように」は「so」と表現します。日本語と英語が似た発音なので覚えやすいですね。「Do you think so?」というフレーズで丸ごと覚えておきましょう。「do」を使って質問されているので答える側も「do」を使い、「Yes, I do.」もしくは「No, I don’t.」と答えます。
3)「運転する」という一般動詞がある文で、主語「彼は」が三人称単数形なので「Does」から始め、「Does he drive a car?」となります。答える時は「Yes, he does.」または「No, he doesn’t.」と答えます。
4)「住んでいる」という一般動詞があり、主語「ナンシーの妹」は三人称単数形なので「Does」から書き始めます。「ナンシーの妹」は「Nancy’s sister」なので、「Does Nancy’s sister live」です。「日本に」は「日本という国の中に」ということなので「in Japan」と表現します。答え方は「Yes, she does.」「No, she doesn’t.」です。このsheはNancy’s sisterのことを指しますが、一度出てきている人物なので代名詞「she(彼女は)」に置き換えます。
5)「今日は晴れますか」は天気の話ですね。「今日は晴れています」「雨が降ります」のように天気が主語となる文は、主語に「it」を使います。「晴れている」は「sunny」や「clear」等の表現があります。「晴れている」は天気の状態を表しているので、動詞はbe動詞を使います。従って、「Is it sunny today?」という文になります。答えるときは「Yes, it is.」または「No, it isn’t.」で答えます。
命令文
1)ゆっくり話しなさい。
2)一生懸命勉強しなさい。
3)静かにしなさい。
4)誰にでも親切にしなさい。
5)この公園で野球をしてはいけません。
6)恐れるな。
【ヒント】
「~しなさい」は命令文です。命令文は、動詞から書き始め、主語はありません。一般動詞を使う文では一般動詞から書き始め、be動詞の文では「Be」から書き始めます。
「~してはいけません(~するな)」は否定の命令文(禁止文)で、一般動詞の文は「Don’t+一般動詞」、be動詞の文は「Don’t be ~」と表現します。
【解答】
1)Speak slowly.
2)Study hard.
3)Be quiet.
4)Be kind to everyone.
5)Don’t play baseball in this park.
6)Don’t be afraid.
【解説】
1)「話す」という一般動詞がある命令文なので、「Speak」から始めます。主語は必要ないので、あとは「ゆっくりと」の「slowly」を付けます。
2)「勉強する」という一般動詞がある命令文なので「Study」から始まり、主語は飛ばして「hard(一生懸命)」をつなげます。
3)「静かにする」は、「静かな」という意味の形容詞「quiet」を使います。「quiet」は動詞ではないので、be動詞を使います。be動詞の文の命令文は「Be ~」と表現するので、「Be quiet.」で「静かにしなさい」という文になります。
4)「親切にする」は「親切な」という意味の形容詞「kind」を使います。こちらも動詞ではないのでbe動詞を使う必要があります。「親切にしなさい」は「Be kind」、「みんなに」は「to everyone」なので、繋げると「Be kind to everyone.」となります。
5)「野球をする」は「play baseball」で、一般動詞を使った文です。「~してはいけない」という否定の命令文(禁止文)なので、「Don’t」から始め、「Don’t play baseball」になります。「この公園(の中)で」は「in this park」です。
6)「恐れる」は「afraid」を使いますが、「be afraid of ~」で「~を恐れる」という熟語で覚えてください。afraidは形容詞なのでbe動詞を使います。そして「恐れるな」という否定の命令文なので「Don’t be afraid.」になります。もし「失敗を恐れるな」であれば、「Don’t be afraid of failure.」と表現します。
感嘆文
1)これはなんと美しい花なんだろう!
2)彼女はなんと親切なんだろう!
3)タケシはなんと速く走るんだろう!
4)彼の息子はなんと背が高いんだろう!
5)ケイト(Kate)はなんと大きなかばんを持っているんだろう!
【ヒント】
「なんと~だろう!」という驚きや感動を表す文を感嘆文と言います。
感嘆文の作り方は2種類あります。
・What+(a,an)+名詞節+主語+動詞+!
・How+形容詞(または副詞)+主語+動詞+!
「なんと〇〇な××(名詞)だろう」ならwhat、「なんと△△(形容詞・副詞)なんだろう」ならhowを使う、と判断します。
・「なんと大きな靴(名詞)」「なんとかわいい猫(名詞)」→what
・「なんと大きいんだろう(形容詞)」「なんと速く(副詞)~するんだろう」→how
【解答】
1)What a beautiful flower this is!
2)How kind she is!
3)How fast Takeshi runs!
4)How tall his son is!
5)What a big bag Kate has!
【解説】
1)日本語文を見ると「なんと美しい花」というフレーズがありますが、「美しい花」という名詞節があるので「What」を使います。語順は「なんと美しい花なんだ、これは!」と考え、「What a beautifut flower this is!」と表現することができます。
もし日本語文が「この花はなんと美しいんだ!」であれば、「なんと美しい」というフレーズは「美しい」という形容詞で終わっているので「How」を使い、「なんと美しいんだこの花は!」という語順で英文を作ります。「How beautiful this flower is!」が正解となります。
2)「なんと親切なんだ」という形容詞で終わるフレーズがあるので「How」を使い、「なんと親切なんだ彼女は!」という語順で考えます。すると答えは「How kind she is!」となります。
もし「What」を使った感嘆文に書き換えるなら、日本語文が「彼女はなんと親切な少女なんだ!」のように、「親切な少女」という名詞節を作る必要があります。これを英文にすると「What a kind girl she is!」となります。
3)「なんと速く」は、「速い」という副詞が使われているので「How」を使い、「How fast」で書き始めます。残りは「彼は走る」なので「he runs」を繋げ、「How fast he runs!」で完成です。
「What」を使った文に書き換えるなら、「彼はなんと速い走者(ランナー)なんだ!」となり、「What a fast runner he is!」となります。
4)「なんと背が高い」は形容詞で終わっているので「How」を使います。「How tall」+「his son is」となり、つなげて「How tall his sun is!」となります。
「What」を使うなら「彼の息子はなんと背が高い少年なんだ!」(息子が少年といえる年齢の場合)となり、「What a tall boy his son is!」と表現します。
5)「なんと大きなカバン」という名詞節があるので、「What」を使いましょう。「なんと大きなカバン」は「What a big bag」、「彼女は持っている」は「she has」なので、繋げて「What a big bag she has!」です。
「How」を使うなら、「彼女のかばんはなんと大きいんだ!」となりますので、「How big her bag is!」となります。この場合「has(have)」という単語がなくなっていますが、「her bag」にすることで同じような意味を表すことができます。
早い段階でマスターしておきましょう。