色彩検定 合格者に聞いた おすすめ勉強法

合格者がどれだけの期間どのような勉強をして合格したのか気になりますよね。 そこで合格者に訊いてみましたので、その内容を紹介したいと思います。

何級取得者ですか?

アンケート協力者の所有資格の割合は次の通りです。

受験した動機は何ですか?

合格者達にどういった動機で受験したのか尋ねてみました。

  • たまたま大学に色彩検定の内容に準拠した「色彩の科学」という授業があり、大学内で試験を実施してもらえるということだったので興味をそそられて受験しました。
  • 友達が就活のために受けていたので気になって自分も受けてみたいと思いました。
  • 当時、パーソナルカラーが流行っていたのと、色の組み合わせについて興味があったからです。
  • 設計事務所で働いていたとき、資格優遇されたので
  • 当時通っていた専門学校で受けたい人を募集していたため
  • 勤務先からの受験は必須と知らされて受験しました。
  • 美容関係に就職する上で必要だったからです。
  • 服飾の勉強をしていたので、色の勉強もしたいと思い受けました。
  • デザイン向上
  • 家政学部の大学で、色彩学の授業を選択していて、担当教師から受験を勧められたからです。
  • もともとカラーが好きなことと、デザインに上手にカラーをとりいれたいと思ったからです。

現在の仕事・アルバイト等で取得した資格は役に立っていますか?

役に立っている人もいれば役に立ってない人もいるようです。

「はい」と答えた人に質問です。何の仕事をしていますか?

  • 設計事務所でデザイン。
  • 名刺や広告制作。配色等で色彩検定で得た知識が役立っています。
  • 美容部員。
  • デザイナー。
  • デザイン、ライティング。

デザイン系の仕事が多いようです。

合格まで何か月間勉強をしましたか?

3~6ヵ月間の勉強で十分なようです。

1日の平均勉強時間は何時間ですか?

1日2時間以下の勉強で十分なようです。

合格までの勉強時間の合計は何時間ですか?

このような結果となりました。

勉強は朝、昼、夜どれを中心にしましたか?

夜に勉強した方が多いようです。

主にどこで勉強しましたか?

静かな場所で勉強した方が多いようです。

通信講座や授業を受けましたか?

通信講座や授業を受けた人は多いようです。

「はい」と答えた人に質問です。受けた通信講座や授業を教えてください。

  • 大学の講義。
  • ユーキャン。
  • メチエ色彩研究所。
  • ユーキャン。
  • 専門学校の授業。
  • 美容学校の授業。
  • 大学の資格対策の授業。
  • 大学のオープンカレッジ。

受験勉強のために買った参考書、問題集は何冊ですか?

1~3冊が多いようです。

使いやすかったおすすめ参考書のタイトルを教えてください

  • 「文部科学省後援 色彩検定 公式テキスト 3級編」「文部科学省後援 色彩検定 過去問題集 2014年度 2級・3級」を使用していました。重要語句が太文字になっていたり、色相環を作る作業が出来たり、楽しく学べました。
  • A・F・T色彩検定公式テキスト3級編
  • 文部省認定 ファッションコーディネート 色彩能力検定 対策参考書
  • ユーキャン
  • 公式テキスト
  • AFT色彩検定公認テキスト
  • 合格のカギシリーズ 色彩検定3級 公式テキスト対応
  • これだけ覚えれば合格!カラーコーディネーター2級
  • 色彩検定の公式テキスト2、3級

取得するまで何回受験しましたか?

1回で合格できた方が多いようです。

勉強の際に効果的だった気分転換の方法はなんですか?

  • 飽きたらぬり絵をする。
  • 1時間ごとに5分ほど散歩する。あとは、1時間終わったら、好きなお菓子を少し食べるなど小さなご褒美を自分なりに決めて取り組みました。
  • レッスンの時に他の生徒とおしゃべりすることです。
  • 好きな分野だったので楽しく勉強出来ました。
  • 音楽をきく。
  • 勉強すると集中するタイプなので、意識して気分転換した事はありません。あえて言うならコーヒーを飲みながら勉強するのが気分転換になっていました。
  • 目が疲れたらホットタオルを目にあてる。
  • 1時間たったらおやつを1つ食べる。
  • 色を見ない。
  • 大学の図書館で勉強していたので、1時間勉強したら、ファッション雑誌を読んでいました。お菓子を食べたり、コーヒーを飲んだりもしました。
  • 社会人だったので、できる時間をのみ集中して勉強しました。疲れたときはやめて、休んで気が向いたらまた勉強して、気が向かない日はやめていました。

勉強に集中する方法について教えてください

  • 時間を決めて、タイマーが鳴るまでは教材以外に目を向けない。
  • スマホをスリープモードにして机の引き出しの中にしまっておきました。
  • 同じ目的を持った人たちと1緒に勉強することです。
  • 耳栓をする。
  • 通学時間に短期集中する
  • 模擬試験で間違った所を集中的に覚える事と、間違った個所に関係する所も横断的に勉強して、自分の弱点を1つ1つつぶしていく。
  • 机の上に教科書以外置かない。
  • 何もない部屋で勉強する。
  • 無音。
  • 携帯電話の電源を切っていました。必ず大学の図書館で勉強するようにして、自宅ではやらないようにしていました。自宅には集中できない物(テレビ、漫画など)がたくさんあるからです。
  • 目標を決めて、時間、体調にあわせて勉強しました。疲れたらやめるようにしていました。やりたくなるときに集中してやるようにしていたのでいつもテキストを持ち歩いていました。

効果的だった勉強法について教えてください

裏紙利用書き捨て勉強法・手が疲れたら音読法

私はとにかく紙に沢山書かないと覚えられないので、家で要らなくなったちらしやプリントミスした紙など、捨てる1歩前の紙を用意して書き続ける勉強法です。とにかく書きます。字は汚くてもかまわないですし、ペンにも特にこだわりません。ただ、私はシャープペンを使うことが多いです。芯がだんだん無くなるので1度でもノックして繰り出すだけでも達成感が感じられますし、もうノックしても出てこない所まで書いた時の達成感は凄まじいです。また、書いた紙は1枚埋まるごとに捨てます。それまで集中して書き続けていたのとは違う動きをするだけで気分転換にもなりますし、紙1面に文字が書き連ねられているのを見ていただけに頭の中もごちゃごちゃしてくるイメージが1度整理されます。

とにかく書く覚え方は重要語句を覚える問題に効果的です。語句の前後の文章まで覚えたい時、手が疲れた時、絵や写真も合わせて覚えたいときは音読勉強法に切り替えます。音読することで耳に音として入りますし、テキストを注意深く見るので絵や写真もセットで覚えることが出来ます。

まずは1冊の問題集を完璧に

書店に足を運んだら、効果的で魅力的な参考書が溢れておりますが、あえて私が皆さんに薦めたいのは取り組む本を1冊に絞ることです。というのも何冊も買ってしまっても全てが中途半端に取り組んで全て完璧に勉強ができないからです。

そしてもう1つ声を大にして言いたいのは、参考書を何冊も買った自分に満足をしてしまって気づいたらホコリをかぶって、本棚の肥やしになってしまいがちだからです。中にはしっかりたくさん参考書や問題集を購入しても勉強をし終わる方もいらっしゃるでしょうが多くは買ったことに満足して勉強した気になってしまうのではないでしょうか!お財布にも優しくないですしなによりも全く効果がないとわたしは思っているのでまずは書店で何冊か見比べて1冊決めて購入すべきです。そして何度も解き直してください。もしも引っかかった場合は問題の横に正の字を書いて何回間違えたか書いてください。そうすることにより自分が毎回間違えてしまう、弱点が目に見えるからです。

そしてもう1つ、通勤電車内などの隙間時間を無駄にせず勉強してください。

1つずつ積み重ねていく

参考書を読んで、重要な箇所に蛍光マーカーで線引いて暗記しました。

また、2級は実際に配色演習があったため、参考書にも課題として切り貼りをしましたが、自分で別の紙を使って、配色の練習をしました。

私の場合は、習い事としてレッスンにも通っていたので、わからないことがあった場合は直接先生に質問することが出来ました。また同じクラスの生徒たちとレッスン帰りに集まって、配色を見せ合って意見交換をしたりしました。

暗記だけではダメな問題もあるので、1つずつ課題をやって正解率を高めていけるように積み重ねていきました。課題に飽きて来たら、参考書を読んだり、筆記の演習問題を解いたりしました。これを何回も繰り返して覚えていきました。

色彩についてはとても好きな分野だったので、あまり勉強だと意識しないようにして、知識として高めていきたいからというように考えて試験にものぞむようにしました。やはり、試験中に配色で悩んで時間をロスさせてしまうのが嫌だったので、配色演習に時間をかけました。

まず問題をとく それをノートにまとめる 声に出して読む

ユーキャンの参考書のみで勉強しました。会社の負担だったので、金額を気にせず出来ました。

まず、ざっくり参考書を読む。問題をとく、問題から要点をまとめてノートに書き込む。それを読み返し、声に出して頭に入れるようにする。それを3ヶ月繰り返し内容をしっかり把握する。あと3ヶ月で過去5年の過去問を繰り返し繰り返し解く。通勤時間も有効に使うように、まとめたノートを読み返して、帰ってからの過去問の正解率を上げれるようにしてました。試験1ヶ月前には、過去問のは90パーセント以上の回答率だったので、自信をもって試験に挑みました。

ユーキャンは、確かに合格率を上げるのには適してますが価格的には高額なので書店で売っているユーキャンから出している参考書と過去問でも10分かなと思いました。

色彩検定の試験の内容は、さほど難しくなく楽しんで勉強できるものなので、さほどガリガリ勉強しなくても大丈夫だと思います。なるほどとためになる内容もあるので参考書も通勤時間に読み込めます。

夜勉強して朝起きたら覚えてるか確認する

まず、夜静かな空間(自分の部屋など)で集中してノートをまとめます。そのとき覚えたい言葉などを赤ペンで書き、赤シートで隠れるようにして、自分なりのテキストを作ります。そのまま次の日起きて、朝イチで記憶が定着しているかどうか復習します。覚えてた箇所は赤シートで確認してもあまり意味がないので、自分の苦手なところやどうしても覚えられない箇所を絞って徹底的に繰り返します。ノートをまとめた段階で満足しないように、とにかく復習は繰り返しました。また、通学のときなどのふとした隙間時間にも赤シートを使って確認するようにすると、嫌でも覚えられます。結局どれだけ覚えられてない箇所や苦手なところを潰せるかだと思うので、自分から逃げずに繰り返すことがなにより大事だと思います。

テキストは公式のもの1冊しか使ってないですが、テキスト1冊をしっかり理解すれば合格できるので、あれこれ手を出さず確実に公式テキストを自分のものにすることが確実だと思います。

模擬試験で間違った所を集中的に覚える

まず勉強用に用いるテキストを理解しながら全部読みます。この作業を3回行います。それが終了したら次に模擬試験を実際の時間でやってみます。その後採点をして間違っている個所をテキスト見ながら集中的に覚えます。間違っている個所に関連する項目も1緒に覚えます。この覚える作業も3回繰り返します。

次に1回目に行った模擬試験とは違う模擬試験をやってみます。2回目にやった模擬試験で間違った所が1回目で間違った所と同じような問題だったかどうか確かめます。同じであった場合、もう1度間違った所と関連する項目も覚え直します。覚えた後は模擬試験の1回目、2回目をもう1度やります。この模擬試験で100点を取るまで繰り返します。模擬試験の開始と同時にカラーチャートのような色彩体系という円の中に1から24までの色が全て書けるように覚えます。試験開始直後に試験用紙の余白に書く事は認められているので、必ずこのカラーチャートの円を書けるようにしておきます。テストではこのカラーチャートを基礎にして問題が出るので覚えておきました。

文字を読まない!視覚で暗記!

勉強する時は机の上はシンプルもしくは教科書以外置かないことでやらざる終えない状態にします。鉛筆もしくはマーカーペンだけ用意します。まずテキストを1通りパラパラめくってみてください。目に止まるのは文字ではなく彩色のある画だと思います。何故なら彩色に興味があって勉強しているからです。興味が湧いたところから読み始めてください。そして理解できたらページ数にマークをつけます。

ある程度勉強したら、最初から読み始め直してください。そして全部のページ数にマークがつくくらい読み返しましょう。特にイメージ画像などがあるページは目でインプットすることでより具体的に実家しやすいかと思います。出来れば自然光や日中の光で勉強した方が色が鮮やかに感じるかもしれません。

その後は、友人や家族に覚えた知識を雑学のように会話の中で話ていくうちに知識ぐ自分の物になっていきます。服の配色やメイク、建物すべてに色が混じり合い意味をなしていると思うととても面白いです。是非お試しください。

過去問10回勉強法

過去問を1回づつ解いて、間違ったところを参考書で確認する勉強法です。過去問は大学の資格対策講座で完璧に解けるようにしておくことが大事だと教えていただきました。10回解くのは、1つの過去問を10回目には100点にまで持っていくことを目標としています。1回目はもちろん間違える箇所も多くあり、参考書での確認も時間がかかりますが、段々回数を重ねるにつれて理解を深めるように解けるようになり楽しいです。1回1回間違いを参考書で確認することで、次の失敗がなくなるようにします。参考書には間違って確認した箇所には印をつけておきます。そうすると、参考書を見返した時自分の苦手な部分がわかりやすいです。また、参考書を確認することでその問題をより深め応用力を身につけることもできます。たくさんの参考書や問題集をとくより、問題集1冊参考書1冊を試験までに完璧にできるようにしておくと自分の自信にもなりますし、実際身になると思います。

耳栓をしての無音での部屋での勉強法

雑音が邪魔になることは間違いのない事実だとわかっていたので、とにかく雑音を無くす方法を取りました。1番簡単な方法が耳栓。そしてひとり。部屋の窓もシャッターを落として、電球は色のないもの、蛍光灯がいいのかと思います。また部屋は自身が1番落ち着く部屋を選択するのがベスト。その部屋の中で耳栓をして教科書を読む。疲れたら1休みに今度は音楽を聞く、そしてまた耳栓。このギャップが効果を生みます。ずっと無音状態だと今度はそれが正常になってしまう。それだと集中力も下がってしまう。だからこそ、交互に音楽を聞く、耳栓をして勉強をする。それを繰り返すことで効果が上がることは間違いありません。音楽を聴きながらリラックスして勉強することも間違いではありませんが、交互におこなうことで効果がアップするので挑戦してもらいたいです。ギャップと交互。これがキーワードです。無音と音楽。これもキーワードです。是非ともお試しください。

用語解説集づくりと問題を解く勉強法

テキストは学校で用意されたものでしたが問題集のタイプではなく、教科書のように文章が書いてあるタイプのものでした。先生が問題集は必要に応じて自分で用意するようにと言ったので、買おうかとても迷いました。しかし過去に受験した先輩から、問題集を買わなくても自分でまとめを作り、それを繰り返し読んでいれば合格すると聞いたので、私も問題集は買わずにそのようなやり方をすることにしました。

テキストを読みながら、キーワードとなる言葉を赤ペンで書き、その言葉の意味をまとめていき、用語解説集を自分で作りました。そしてできあがった用語解説集を問題集として活用しました。赤い下敷きで赤ペンで書いたキーワードの部分を隠して、文章を読みながら答える練習をやり、間違えたところは再度解きなおします。問題を解く前に、テスト勉強の形で、テキストを音読して全問正解できるように準備してから解きました。この問題を解く工程(テキスト音読→問題を解く→間違えた問題の解きなおし)は3回繰り返しました。

テーマを決めて1つずつ「正確」に覚えていく

社会人で時間がなかったので、勉強できるときには、今日はこれを覚えるとテーマを決めて勉強していました。特に、まとめて覚えた方が覚えやすいものはゴチャゴチャになりにくいようにそれぞれの特徴を正確に覚えていきました。1番始めに覚えた方がいいものをまず覚えて、それを思い出しながら活用して、他のことを覚えていくということを繰り返すしました。暗記で済むものはすきま時間に眺めたり、色の区別が必要なものは照明環境を気にしながら勉強しました。

私は3級、2級のテキストをすみずみまで読んでまんべんなく読み、問題集は使いませんでした。2級を1回で合格しましたが、結果がでるまで不安もありましたので、過去問や出題傾向を把握しておくともっと効果的に勉強ができたかなと思います。色の違いや名前をしっかり覚えておくと、いいと思います。まず、はじめにしっかり色相環を覚えておくと、いろいろな問題が解きやすくなりますので、1番に覚えることをおすすめします。

失敗談があれば教えてください

  • 変な配色をしてしまったことです。色番号を見るのを忘れると、微妙な違いに気づかないことがあります。
  • 自分用にまとめたノートを読み込みすぎてただの丸暗記になりかけたことです。
    実際のテストは初見の文章なので、内容自体を理解することが大事だと思いました。
  • 講習でテキストには掲載されていないような問題が1つ2つ出題される事が多いと言われていました。受験した時にテキストには無いような問題が出題され、そこの問題は間違いました。
  • 少しスタートが遅くなってしまったので、試験直前に余裕がなくなってしまい大変でした。なんとか合格できましたが、もう少し早くとりかかって余裕を持って試験に臨みたかったです。
ここでは合格者のアンケートを元に、実際行われた勉強法やおすすめ勉強法をご紹介いたしました。

学習を進めていく上でのポイント
・過去問を解いて現在の実力をチェック。出題傾向を把握して対策。
・問題集で苦手な分野を集中的に勉強。
・時間を計って模試を行い、本番の時間配分を考えておく。
・知識のインプットとアウトプットをバランスよく行う。
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