TOEIC800点取得者に聞く おすすめ勉強法
TOEIC600点台、700点台は取れるのになかなか800点台に乗れない。。。
と悩んでいる人も少なくないと思います。
ここでは、800点取得者が実際に行った勉強法やおすすめの勉強法をご紹介したいと思います。
是非、参考にしてください。
1. 何か月で取得できましたか?
最初の英語力にもよると思いますが、半数の人が勉強し始めてから半年の間に取得できている結果になりました。
8割以上の人が1年以内にTOEIC800点を突破しているようです。
これを見ると800点突破も夢ではないように感じますね。
次に、TOEIC800点を取得した人は1日に何時間ぐらい勉強していたのでしょうか。
2. 1日の平均勉強時間は?
アンケート結果によると、上記の円グラフのような結果になりました。
また、アンケート結果を元に平均を出してみると、TOEIC800点取得者は1日2時間弱勉強してたという結果になりました。
3. 合計何時間TOEIC勉強に費やしましたか?
TOEIC800点取得者に行ったアンケート結果を平均するとおおよそ278時間となりました。
1日2時間勉強した場合5か月弱で取得できる事になります。
この結果を見るとTOEIC800点取得も遠い夢ではないように感じますね。
4. 800点取得の決め手になった勉強法は?
TOEIC800点取得者はどのような勉強をしたのでしょうか。
取得者が『これが取得の決め手になった!!』という勉強法をご紹介いたします。
4.1. どこまでいっても単語力が重要。アプリを使うも良し!
ズバリ、単語を覚えることです。
TOEICでは文法問題はあまり大きな割合を占めません。
文法については大学受験用のテキストを使えば9割は取れます。
あとは語彙力が大事になってきます。
特にTOEICはビジネス英語が主流なので、日常会話用のテキストはあまり有効ではありません。
専門の単語帳及びテキストを使うべきです。
「単語帳で覚えるのは辛い」と言う人もいますが、そんな方にはネット上にある英単語勉強ツールやアプリをお勧めします。
有料だったり無料だったり、様々な種類がありますので、まずは試しにやってみるのが良いでしょう。
それで単語帳を使うのと、ツールを使うのとでどちらの方が自分に合っているか、見極めた上で単語を勉強します。
単語は勉強しすぎて困ることはありません。
分からない単語が出てきても、知っている単語があれば消去法で答えが見つかることがあるからです。
※勉強アプリに興味がある方は こちら をご覧ください。
4.2. リスニングはシャドーイング勉強法
リ-ディングはある程度点数がとれていましたが、リスニングが苦手だったので、リスニングに特化して学習しました。
移動時間はとにかくネイティブの英語を聴き、家ではできるだけシャドーイングをするようにしました。
TOEICは多少アクセントのある英語の問題も出題されるので、アメリカ英語だけでなく、イギリス英語やオーストラリア人の英語にも慣れるように、いろいろな音源を聴くように努力しました。
速い英語にも慣れるため、海外ニュースをネットで聴いたりもしました。
ドラマなどもできるだけ海外ドラマを観るようにして、聴きとれたセリフはリピートしました。
また、TOEIC過去問のリスニングをできるだけ多く解き、問題の形式に慣れるようにしました。
4.3. TOEIC自体の知識を構築する
TOEIC800点を取るために必要とされるスキルは、TOEIC自体に関する知識だというふうに考え、英単語、英熟語の勉強と並行して、ひたすらTOEIC実戦形式の問題を解くことを繰り返していました。
平日はさほど時間が取れないので、スマホのアプリなどを利用して移動時間にリスニングの訓練を行い、帰宅後に(気力があったら)英単語、熟語を覚える。
週末に時間が取れる時はTOEICの実戦形式問題集を実際に時間を図りながら解く。
これをずっと繰り返していました。
最終的に過去問題集で900点近い点数が取れるようになったのですが、これは英語力が上がったというよりも、TOEICへの適当力が上がった成果だと考えています。
4.4. テキスト本は1冊に絞って何回も解くべし!
まず、本屋さんでよく見かける「TOEIC600点」とか「TOEIC700点」とか、目指す点数別に販売されているテキスト本を、1冊に絞りました。
そして、目指す点数を「850点」にしました。
狙いとしては、850点を目指せば、目標は達成されなくても800点以上取ることは狙えるかもしれないと考えたからです。
そして、毎日勤務先への通勤時間が往復3時間かかったので、少なくとも2時間は電車の中でテキストを広げることに決めました。
電車の中だと余計なものがないので、かえって勉強に集中できました。
そして、1回テキストに書き込んだら終わりではなく、消して同じ問題を3周くらい解きました。
あとは、過去問題も付いていたので、それらも2回ずつくらい解きました。
解く回数を重ねることで、問題にもいくつかパターンがあり、クセも把握しやすくなるので、とき方がわかってきたように思います。
とにかく、あれこれと手を付けず、1冊に集中して勉強したのが効いたのだと思います。
4.5. 英語圏の人たちと触れ合う
英語圏の人たちと触れ合うに越したことはありません。
私は国際交流のボランティアを通じて英語をしゃべっているのが日常という状況をつくったことで飛躍的に英語に慣れました。
実際に電話をかけたりメールをしたりしていると、学校で習った英語よりも、現実に聞いたことがある言い回しがどうか、とかで問題が解けるようになります。
あとは単語の勉強です。
実際の意思疎通は案外雰囲気で出来てしまうので、ある程度外人の友達がいたりして英語慣れしている人であればテストの点が700点くらいまでは余裕で取れるとしても、ある時点から伸びなくなります。
単語を沢山おさらいしました。iPhoneの無料アプリでも結構充実した単語の実力チェックが出来ます。
4.6. 毎日の耳慣らし
800点以上とれた決め手は、リスニングとリーディングの向上だったと思います。
まず、リスニングでは、TOEICで頻出するリスニングのCDを毎日聞いていました。
リスニングは英語の耳を慣らすことが大切なので、毎日短い英文のリスニングに取り組んでいきました。
リスニングに毎日取り組むことによって、発音や単語の向上にも繋がりますし、英語を聞くことが苦痛じゃなくなります。
リーディングは主に英語の長文読解をひたすら解きました。
英語の一文ずつ訳しながら、英語の長文を理解していきました。
最初は、短い英文を読んでいき、だんだん英文を長くしていくと、英語の長文読解力が上がっていきました。
この2つの勉強方法で主に取り組みました。
4.7. TOEICの問題パターンに慣れることが大切
800点を超えるために行った勉強はいくつかありますが、まずTOEICに特化した問題集を用意して、内容を理解することです。
よく、留学に行けば勉強もせずに高得点をとれるようになるという人もいますが、私はそれは嘘だと思います。
TOEICにはTOEICにしかでない問題や、単語などがあります。
まともに勉強もせずにどうやれば試験で出る範囲をカバーできるのでしょうか。
手っ取り早いのはやはり問題集をどんどんといて内容を理解していくしか方法はありません。
また、TOEIC800点は問題集を解く以外にも、別の側面も必要です。例えば、洋書を読むなり、多読をするなりこれらを学習と並行していく必要があります。
そして、800点を目指すのであればなるだけ一日の大半をTOEIC対策に費やしてください。
4.8. 日本語を英語に直す練習をする
単語を覚えるということと、日本語を英語になおす練習をすること、また、ゲーム機を使って学習することでした。
まず、とにかく、出題される単語のレベルが高いので、単語は覚えるようにしました。
これには、マーカーと赤シートを使用しました。
毎日、何分はこれに時間をかけると決めて学習を進めるようにしました。
また、日本語を英語になおす練習に関しては、参考書を購入して、ひたすら英語から日本語に直したものをノートに書きつけ暗記して行きました。
さらに、TOEIC専用の問題が出題されるゲームを任天堂wiiに入れて、隙間時間には必ず練習するようにしました。
これにより、実際の試験問題に似た問題を解く練習ができ、時間配分に気を配れるようになりました。
4.9. 耳を英語に慣らし、間違った問題を潰していく
イギリスへ短期留学し、帰国後まもなく受験しました。
一番大きかったのはリスニングで、各訛りも対応できほぼほぼノーミスでした。
英語圏であってもアクセントや話し方には大きく差があり、留学中に耳が慣れていたのも大きいです。
語彙に関しても同様で、実際に使用されている掲示物になれていたからこそすぐに必要な情報が理解できたのだと思います。
試験形式の例題集を何回か解き、都度誤ったところを確認していましたが、この方法で平均的に800点は超えるようになりました。
単語や文法がわからないなりに想像してみることで、結果として文全体の意味が理解できるようになり、正しい選択肢が選べたのだと思います。
文法や語彙については付け焼刃となってしまいましたが、頻出用例集を前のほうだけ集中して読みました。
4.10. 問題集を1.2冊に絞ってとことんやる
沢山の問題集に手を出すのではなく、過去問がまとまったもの1.2冊だけに徹底的に取り組み、完璧に解けるようにしました。
問題を解いた後は、自分で全て和訳してみて、わからなかった単語や熟語があればノートに書き出すようにし、毎日問題集を解く時間の前にそれらを覚える時間を設けたり、通学時間や隙間時間に繰り返し覚えるようにしました。
問題集は二回は通常通りに解いてみて、二回とも間違った問題に関しては三回目も解くようにしました。
リスニングは一番苦手だったので特に力を入れました。
通学時間や隙間時間にとにかく洋楽を歌詞を見ながら聞いたり、BBCニュースなどを聞き流すようにしました。
また、シャドーイングのCDを使い、相手に続いて同じように英語を話す力をつけることで、英語のスピードに慣れるようにしました。
5. なかなか取得できないときの脱却方法
次に、なかなかTOEIC700点台から脱出できないときにどのような勉強をすれば良いのかもアンケートを取ったのでご紹介いたします。
5.1. リスニング力の強化
リスニング力を鍛えます。
これを鍛えるためにシャドーイングと言う勉強方法があります。
これは、CDなどで英語の文章を読み上げてもらって、それを追いかけるように、文章を見ずに同じ文章を唱える勉強法です。
はじめは難しいと思います。
ですから、最初は文章を見ながら文章を声に出して読み上げます。
それが簡単に感じられてきたら、シャドーイングに移ります。
シャドーイングができるようになると、発音などが自分で認識できるようになり、また、何度も英文を聞くことになるので、自然と英語が耳から脳に入ってきます。
初めて聞く文章がシャドーイングできるようになれば、完璧です。
あとは単語を覚え、それが頭の中で変換されるように何度もシャドーイングをするだけです。
英単語を覚えるときにシャドーイングをするのが一番効率的です。
5.2. 自己分析の結果を元に、苦手分野を潰していく
苦手分野があると思うので、その分野がどこかを自己分析し、その点数を伸ばすような勉強をすればよいと思います。
得意分野を伸ばすより、苦手分野をなくすほうが高得点をねらえるからです。
過去問を解き、どのジャンルで点数がとれていないのかをまずは把握すべきだと思います。
もし、全体的に点数が足りないようなら、リスニングでの点数を伸ばすのが近道だと思うので、リスニングをひたすら強化するような学習もおすすめできます。
もし、文法が苦手なら文法の問題集を買って解けばよいと思います。
語彙が足りないとリーディングもリスニングも点数を伸ばせないので、語彙力に自信がない場合には、ボキャブラリーを強化するような学習をしたほうがよいと思います。
5.3. TOEICの出題形式になれる
ある程度の点数があって、そこから800点を目指すというのであれば、TOEICの出題形式に慣れることから始めるのが一番だと思います。
上でも書きましたが私の場合はひたすら実戦形式の問題をときまくることで、800点という壁を思っていたより短期間で乗り越えることができました。
低い点数から800点を狙う場合は、自分の弱点がどこにあるかを、まず見極めることが大事になってくると思います。
多くの場合、単語力、リスニング力、読解力などに問題を抱えている場合が多いのではないでしょうか。
単語力であったら単語帳をひたすら集会する。
リスニング力であったら今の時代スマホでいくらでも音声教材が手に入ります。
読解力は自分の興味ある分野の文章を英語で読むことを繰り返せば上がっていくと思います。
地味な勉強を繰り返すことで、自力が上がって点数も上がっていくのではないでしょうか。
5.4. 目標の点数を低めに設定し、着実に実力を積み上げていく
まずは、「600点」とか「650点」など、目標の点数を低めに設定して、「このレベルなら解ける」という問題から着実に自分の実力を積み上げていくことをおすすめします。
やはり基礎が大事なので、基礎がしっかりしてくると、色々と見えてくるものがあるし、慣れてもきます。
そして、やさしいレベルから始めると、単語もスッと理解できるようになったりします。
自分に自信も出てくるので勉強すること自体が楽しくなります。
そうすると、次の目標点数を高めにすることができます。
まずは、自分の実力より少し下のレベルからスタートし、そこの過去問を何回も解くことをおすすめします。
それからより高めの点数を狙ったテキストに移行するイメージです。
5.5. 問題集でTOEICの仕組みに慣れる
英語がもともと得意なのに800点を超えられない人の場合、それは英語力が足りないというよりもテストに慣れていない可能性があります。
私が陥りがちだったのは、リスニングで音は全て聞き取れるのに、「さっきの話は要はこれらの画像のうちどれの話か」みたいな問題の時に、本気で勘違いして答えを間違ってしまったことが多々ありました。
つまり、日本語で聞かれていたとしても勘とか一般常識とかに基づくテストのセンスが足りないために間違えてしまうというケースです。
それは大変に勿体無いので、頭にはそこそこの自信があるのに学校の成績はいまいちだったような人は特に、何度でも模試の形式の問題集を解き、テストの仕組みに慣れましょう。
5.6. 基礎固め
800点を超えられないときは、基礎を振り返って、英単語や英文法などの簡単なものに戻って、基礎を固めていきます。
難しい英語の長文読解を読みすぎて、基礎が忘れていることもしばしばあるからです。
リスニングでは、どこが聞き取れていないのかを確認しながら、リスニングの解き方を習得していきます。
また、リスニングのCDで流れた内容を音読するのも効果があります。
英単語や英文法の習得にも地道に取り組むと、英語の長文読解では、英語がよりいっそう読みやすくなり、リスニングでは英語の内容を聞き取りやすくなります。
5.7. 弱点を知る
まず、自分の実力と現状を知ることです。
アビメが皆さん届きますが、そこをご覧になって何が自分はできていないかを確認できます。
これは人によってどこができて、どこができていないか異なるので弱点の穴埋めは人によって変わります。
私の場合はPart7が弱かったので、part7の問題集を買って問題をたくさん解き、内容をどんどん理解していきました。
また、リスニングでは初心者は音のスピードが速く感じられると思います。
この音になれるために英語でニュースを聞くとよいでしょう。
これを実践してから本番の試験は簡単に感じられました。これを毎日繰り返して耳をどんどんならしていってほしいです。
聞けば聞くほどよい成績になります。
5.8. 単語力強化&翻訳練習を行う
800点を超えられない時に行う勉強法としては、単語を学習することと、日本語から英語に翻訳する練習を行うことだと思います。
TOEICでは、もちろんリスニングの問題も出ますが、ほとんどは英文を読んで問題に答えなければならない問題が出題されています。
そのため、瞬時に単語の意味を理解することと、英語と日本語の間で翻訳するのに使う時間を減らすことが求められると思います。
そのため、まず重要なのが単語力だと考えます。
マークと赤シートでなくても、ゲーム機を使うなどして1つでも多く覚えることが大切です。
また、日本語を英語に置き換える練習を繰り返し行うことも重要です。
特に、紙に書き付けることで刷り込まれると思います。
5.9. 時間配分をしっかり行う
800点の壁は時間配分にもあるかと思います。
特に長文では全体に目を通しつつ、質問文で何が問われているのかを理解するくらいの速さでないと間に合いません。
日本語でいう「文節」ごとにスラッシュを入れる勉強法はお勧めです。
また、脳で理解する速度を上げるためにはシャドウリーディング、ディクテーション、英字幕に合わせて英語を聞くという方法がとても優れていると思います。
耳に流れ込んでくる速度で理解できなければ、どんどんタイムロスになっていまいます。
英語を聞きながら同時に文字を追うことができれば、眼から入ってくる情報もすんなりと理解できるようになると思います。
ある程度のスコアが取れているのであれば基本的な語彙や文法は身についていると思うので、あとはいかに時間を無駄にせず多くの問題を解くのかという点に注力しましょう。
5.10 リスニングはスピードに慣れることが大切
なぜ超えられなかったのか、自己分析が大切だと思います。
過去問などを解いてみて、合格点に達するためにどこを強化しなければならないか弱点を見つける必要があります。
リスニングは稼ぎどころなのと、リスニングでどれだけ補えるかが合格を左右すると私は思っています。
過去問のCDを聴くことも大切ですが、英語ラジオや映画などでネイティブの話す英語を聞き、スピードに慣れるほどになるとTOEICのリスニングはとても聴きやすく感じるようになるのでオススメです。
また、色々な問題集に手を出しがちですが、浅く広く勉強するのではなく、数冊の問題集を満点を取れるほど徹底的にこなすのが効果的です。
その都度わからなかった単語や熟語はそのままにするのではなく、印をつけるなどして必ず答え合わせの際に確認し、自分のものにすると確実に力が付きます。
いかがでしたでしょうか。
コツコツと毎日積み重ねていくことが一番近道なのかもしれません。