英検 2級・準1級・1級 合格者に聞く おすすめ勉強法

英検3級は持ってるけどなかなか2級以上が取得できない。という方いると思います。
ここでは英検2級・準1級・1級取得者にアンケートを取り、取得までの平均時間やおすすめ勉強法などを聞きましたので、ご覧ください。

英検2級・準1級・1級合格者に聞くおすすめ勉強

1. 何か月で取得できましたか?

何か月で取得できたか

70%以上の人が半年以内の勉強期間で取得できています。

英検は1年間の間に3回行われているので、1回か2回の試験で合格できている人が多いという事になります。

2. 1日あたりの勉強時間は?

1日の勉強時間は
1日あたりの勉強時間は約半数の人が2時間程度勉強しているという結果になりました。

全体の平均としては75分。

長時間勉強するときは集中力が持続するように休憩を上手く入れながら勉強しましょう。

3. 合格の決め手になった勉強法

3.1 英検は単語量が決め手?!

英検は単語量が決め手?!

『英検ははっきり言ってしまえば英単語の試験です。

単語量が基準を満たしていれば、合格は可能です。

英検2級は5100語レベル、大学入試のセンター試験は6000語レベルと言われていますので、大学入試の市販の単語帳1冊を暗記することができればそれだけでも合格に近づくことが可能です。

単語だけで解答可能な問題は皆さんが思っているよりもかなり多いので、合格するレベルならば単語だけでも可能です。

ほかの対策はリスニングと面接に関しては対策本を読んで、傾向を知り、ある程度準備をしたほうがいいのかもしれま
せん。

大学入試の通過点くらいの位置づけで受験したので、このくらいのことでも合格することができました。
何よりも単語を覚えましょう。』

3.2. 入試の練習として…

『私が英検2級に挑戦したのは大学入試を控えた年でした。

入学試験になれるためにも模試の感覚で受けてきなさいと学校の先生から進められて受けに行き合格できました。

特に英検2級に狙いを定めて勉強をしていたわけではありませんでしたが、通っていた高校がいわゆる進学校でしたので学校の勉強を疎かにせず、勤勉に取り組んでいました。

特に英語は好きな教科の1つでしたので、英語に関する科目は全て90点以上、通知表でいうと5段階評価の5を目指して勉強に励んでいました。

リスニングに関しても学校で入試に向けた対策がありました。

強いて言うならば毎日欠かさず英語に触れるということが一番の勉強法だと思います。

単語やイディオムなどは特に力を入れていたので、受験用の単語教材を3冊は覚えました。』

3.3. 好きな事をして勉強する事がベスト!

好きな事をして勉強する事がベスト!

『もともと英語が好きで、洋楽や洋画を見ていていました。

そのおかげもあって、英検準一級であれば比較的簡単に合格することができました。

英検2級以上をとるための決め手とのことですが、言語はやはり日々の学習の積み重ねがとても重要です。

1日30分の勉強時間であっても、それを1週間、1ヶ月、1年と続けていくことで、長い目で見ればかなり英語を勉強していることになります。

短時間で、言語を習得することは非常に困難です。

毎日英語の勉強をこまめにロングタームでやっていくことが英検準一級に合格できた決めてだったのではないかと思います。

ほかのポイントとしては、自分の好きなことをして英語を学ぶことです。

洋画や洋楽を見て英語を学んでいくと楽しく学習できます。』

3.4. YouTubeを使って勉強

YouTubeを使って勉強
『YouTubeで英語の先生の授業を聞いて、苦手な部分を克服しました。

リスニングよりヒアリングの方が苦手だったので、海外の映画を字幕無しで見たり、洋楽を聴いたりして気分転換しながら勉強しました。

長時間の勉強だと、集中力が無くなるので短時間で止めて、リフレッシュも大切にしてました。

試験で出るだろうなと思う部分にはマーカーを引いて、日本語の意味もしっかり理解してから英語の単語や英文を覚えました。

日本語で意味を理解してないと、頭に入ってきても直ぐに忘れてしまうので。

忘れないようにこの勉強方だけはしっかりやり遂げました。

意味がちゃんと自分の中で理解していると英文や単語が出なくても、何となくリズムで出てくるようになりました。』

3.5. 何事も諦めない事が肝心

何事も諦めない事が肝心

『しつこさ、執念、諦めの悪さ(笑)。

ただ何となく勉強をしていただけだったので、特に期限を設けるでもなく「合格するまで」受け続けていました。

自分の場合、とくにヒアリングと面接試験(二次試験)が苦手で、CDなどを繰り返し聞いたりアメリカのドラマを観たりして努力はしていたつもりでしたが、結局今でも苦手意識は消えていません。

英語力のレベル確認というのが英検やTOEICを受ける意味だと思いますが、いつしか「合格」することにのみ執着するようになってしまったと思います。

そこで苦手なところより特になところ、とっつきやすいところに注力するようになり、単語力の補強や文法力に勉強が偏って行った気がします。

こちらの方が勉強がしやすく点数が取りやすいというメリットがあるのではないでしょうか。

ただ、本来の目的とは違うため、「合格」を目指すのならばアリですが、「使える英語」が目的ならあまりお勧めはできませんが……。』

3.6. 駅前留学も

駅前留学も

『駅前の英会話スクールで、英検受験専用コースがあったので申し込みました。

そのときは3級保持者だったので、2級コースを選択しました。

昼間は働いていたので夜間コースに通いました。

1日1時間半週4日、3週間です。コースが終わって帰ってきて自宅で30分復習しました。

どのような内容かというとまずコースの最中は日本語厳禁で講師との一対一の質疑応答や、黒板に書かれた文章の書き写し、ヒアリングなどです。

専用のテキストと問題集を使っていました。

試験日の一ヶ月前を切ってから始めたので、多少焦りはありましたが同じように働いている人たちがほとんどのコースだったので、励みになりました。自宅では問題集を徹底的にやりこみました。』

3.7. 言語は常に触れている事が大切

言語は常に触れている事が大切

『とにかく英語に触れることです。

新聞・ニュース・参考書などなんでもよいので一日中英語に触れるようにしていました。

息抜きと称してYoutubeでよく海外の人が投稿している動画を英語字幕付きで見ていましたが、ネイティブの速度に耳を慣れさせることがすんなりでき、以降はリスニングで点を落とさなくなりました。

語彙だけは覚えるしかなかったので、過去問を解いては知らない単語・表現について調べ、例文や熟語を辞書で調べていました。

文法に関しては高校の授業と併用だったため特に困ることはなく(丁度範囲がそのレベルというのもあり)、適宜見慣れないフレーズを辞書で引くなどしていました。

高校卒業レベルなので語彙・文法に関しては高校生向けの教材が良いと思います。』

3.8. 受験勉強の一環として

受験勉強の一環として

『人は3級や準2級など段階を踏んでいると思うので、これまでに培われた英語の語彙力や文法力もあると思います。

英検2級になると高校卒業レベル=大学入試レベルですので、英検だけではなく大学受験勉強としても取り組めばいいのではないでしょうか。

覚えるだけでは使えません。

使えるようにするには、失敗を恐れず繰り返し使っていくしかないのです。

つまり、英検において考えると、覚える⇒問題を解く、これをひたすら繰り返すことです。

そして間違えたときに、落ち込んだりやる気をなくしたりするのではなく、間違えた問題を覚えるのです。

何度も繰り返しやっていくうちに、自分の苦手なもの、よく聞かれることなどコツをつかんできます。

とにかく数ヶ月かけて繰り返すことだと思います。』

4. なかなか取得できないときの脱却方法

なかなか取得できないときの脱却方法

合格者の中にも何回か受け続けてようやく取得できた。という人がたくさんいます。

彼らはどのようにして不合格の渦から脱却したのでしょうか。

そこでなかなか取得できないときの脱却方法を聞きましたので、ご紹介します。

4.1. 参考書丸暗記

参考書丸暗記

『参考書の例文を丸暗記すること。
文法問題を解いている時に必ず似ている文章が出てきます。

個人的には知識で覚えるより感覚に染み込ませる方が得意だったので、どの単語の後にどの接続詞が来るのかなど、例文を丸暗記することで本番のテストに役立てました。

また、高校時代に英語でミュージカルをする部活に入っており、練習を重ねる過程で当時のセリフを丸ごと覚えていたので、時々文法の試験において思い出すことがあり、意外と使えるものだなと思いました。

洋画を見たり、洋楽を聴く、英語の漫画を読むことに関してあまり英語力の向上に繋がったという実感は無いですが、好きなセリフやフレーズを覚えているだけでもいざという時に使えると思います。』

4.2. やはり語彙力強化をし直すべし

やはり語彙力強化をし直すべし

『単語量が少なすぎます。

合格できない方ほど文法や長文読解に偏りがちなのですが、英検は圧倒的に単語量で決まります。

単語を覚えることは、受験生が一番嫌いでやりたくないことなのでしょうが、単語を知らなければ、合格できないのは当たり前のことです。

英語の先生も、語学の学習とは単語を覚えることが全体の7,8割を占めるとおっしゃっていました。

大学入試でも英単語を覚えたところ偏差値が10以上伸びたので、まずは単語です。

大学入試でも英検2級に特化した単語帳でもいいので、まずは1冊きっちりと記憶しましょう。記憶とは思いだした回数に比例します。

思い出すということを意識しつつ学習していけばおのずと合格が近づいてくることでしょう。』

4.3. 面接試験を重要視せよ

面接試験を重要視せよ

『英検で一番ポイントとなってくるのは面接試験であると思います。

筆記試験は自分なりの勉強法を確立してコツコツと積み上げていくことが一番だと思いますが、面接はなかなかそうはいきません。

せっかく筆記試験をパスしても面接試験で落とされてはせっかくの筆記試験の勉強が水の泡となってしまいます。

面接では、人前でしゃべること自体が苦手な人もいますし、発音に自身が持てなくて声が小さくなってしまったり、緊張のあまり焦って頭が真っ白になってしまったり。

なので、学生さんであれば面接に関しては、学校のALTの先生や英語の先生を捕まえて面接の練習をしてもらうことが一番の近道ではないでしょうか。

英語のプロに模擬面接をしてもらうことでフィードバックも得られますし、何回も模擬面接を経験することで自信もつき、試験当日の緊張を少しは軽減することはできると思います。』

4.4. 苦手分野を徹底的につぶす

苦手分野を徹底的につぶす

『復習しかないと思います。自分の苦手な部分をしっかり克服するしかないかなと。

どれだけ賢くても、記憶力がとぼしいと、試験で思い出せたり出来ないと思います。

なので、復習プラス記憶力を上げる事が必要だと思います。

自分自身も記憶力を上げる事をしたので、上げる前より上げた後の方が英語が自然に頭の中に残ってる感覚がありました。

それから復習をしても、スラスラと覚えられたので記憶力は大切だなと思います。

それでもダメなら1度英語を遠ざけるのもありと思います。

国語や歴史を勉強してリフレッシュしてから、英語を勉強すると新しい気持ちで勉強に挑めるので、いつもよりはスラスラと覚えられたり出来ると思います。

1つの事にずっと集中するのは難しいならこの方法は使えると思います。』

4.5-1 準1級・1級を目指すなら更に語彙の強化を

準1級・1級を目指すなら更に語彙の強化を

『2級は一発合格でしたが準一級では苦労させられました。

一次試験で数回落とされ、合格者最低点でギリギリ合格できたものの二次面接で不合格の連続。結構途方に暮れていました。

英検を受ける以前にかなりの単語力を身に着けていたつもりでしたが、過去問題集を見るとそれでも知らない単語ばかりで圧倒されました。

とにかくできることをということで、過去問から出題されたことのある単語は漏らさず暗記すること。

文法問題も確実に落とさないように丁寧にまとめて頭の中で整理できるようにしました。

とくに文法問題は読解のときにも役に立つ知識ですから、しっかりと身に着けておくべきだと思います。

単語の暗記とか文法問題とか、一見地道な作業で味気ないかも知れませんが、こういうところで点数を落とすと合格が遠のくと思います。

「地道に基礎を見直す」が結局「急がば回れ」なのかも知れません。』

4.5-2 準1級・1級を目指すなら更に語彙の強化を

『私は英検準一級に合格したのですが、その際にしたこととしてはひたすら英単語を覚えたような気がします。

英検を受験したことのある人であれば分かるとは思いますが、英検準一級のレベルになると、日常会話で使わないような単語や英熟語がでてきますよね?

リスニングや英語の長文は比較的なんとかなるよって人が多いとは思いますが、一番最初の単語や熟語の問題は、単語や英語表現をしっていないと点数はとれないと思います。

まずはその級にでてくる頻出単語を押さえた上で、リスニングや長文の勉強をすることをおすすめ致します。

リスニング、長文、語彙、ライティングの単元がそれぞれあるとは思いますが、リスニングの単元で点数を稼ぐことをおすすめします。』

4.6. 自己分析と長い目で見て頑張ること

自己分析と長い目で見て頑張ること

『覚えられていないのか、理解ができていないのか、自分に何が足りないのか把握するところからです。

自分の勉強方法や取り組みを振り返ってみましょう。

読解に必要な単語や熟語などの語彙力なのか、文法問題における知識なのか、それとも両方なのか。知識が足りない場合は覚えるしかありません。

覚えたかどうか時間をあけて何度も確認しましょう。

地道で辛い作業ですがこれが基礎固めになりますので、基礎がしっかりしていないと伸びるべきときに十分に伸びません。

文法は問題集を繰り返し解く。

解いているうちに自分の苦手単元がわかったらその分野だけでも復習する。

ありすぎる場合は全てやる。すぐに伸びないからといって諦めずに最低でも3ヶ月は続けるつもりでがんばりましょう。』

4.7. すき間時間も英語を聞く

すき間時間も英語を聞く

『私は準一級の勉強を2年していたのですが、それでも合格できませんでした。

苦手な分野はリスニングです。

どうしてもさまざまな種類の英語、アメリカ以外のアクセントだと知っている言葉でも聞き取れないということが多々ありました。

何度やってもあまり習得できず、作戦を変えてライティング分野などに精を出そうとしましたがそれも思ったより良い成績が出ませんでした。

一方で、一緒に勉強してきた友達は準一級に合格することができました。

その子はリスニングのスピードに慣れるようにできるだけ多くの時間英語を聞いていたというのです。

また、リスニングで正解しなかった問題についても細かく復習をしていて、着実にモノにしていっていました。』

いかがでしたでしょうか。
ここでは、
英検2級~1級の合格者からの声という事で、おすすめの勉強法をご紹介しました。
試験合格への一番の近道は英単語をしっかり覚える事かもしれませんね。
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