英検準一級の一次試験を突破するための勉強法
高校まで卒業まで学校で普通に授業を受け、定期テストである程度の点数を取っていれば、英検は2級までは割とたやすく合格できるものです。
それだけに、履歴書に書く際もアピール力が弱いですが、準一級を持っていると、少し周囲に差をつけられます。効率よく合格できる方法をまとめます。
英検の受験内容
英語の資格では現在TOEICがかなり重視されていますが、英検も歴史ある検定試験ですので、まだまだ知名度も高く、受験者も多いです。
まず、試験内容ですが、受験英語のように、細かい文法項目そのものを穴埋め形式で問われる問題は出題されません。
過去に問題の傾向も改定され、より使える英語(読めて、聴けて、話せる)にシフトしてきているという印象です。
それだけに、小手先のテクニックに頼ろうとせず、総合的に英語力を短期間でアップさせるという認識でのぞむのが得策です。
リーディングを中心に勉強することが大切
英検用と銘打った参考書は多く出ていますが、それらの問題集を解く勉強法は実はそれほど効果を生みません。
自分が少しでも興味を持てて、レベルに合っているものを選び、たくさん読むことが合格への鍵です。
もちろんニスニングやライティング、二次試験でのスピーキングのテストもありますが、やはり大きな得点源はリーディングです。
リーディングをしっかりこなせば、連動してリスニングの点数も上がります。
リーディングの勉強法は、多読をベースに足らないものを都度足していく
いかに自分の興味の持てるまとまった量の文章をたくさん読むことが出来るか、これが合格への鍵です。
大学受験できちんと勉強された方は、語彙や文法はきちんと身についているものです。そういう方は、好きなものを手当たり次第に読む過程で、
疑問に感じた文法項目を文法書を用いて復習すればよいでしょう。語彙も同じように、リーディングの過程で出てくる単語を覚えるようにして増強をはかりましょう。
大学受験でそれほど勉強しなかった方は、まずは多読の前に薄い問題集をひととおり終え、受験で必須の英単語を単語集を使って覚えてしまうことをおすすめします。
あとは過去問を解き、自分の弱点を知り、そこを補強しましょう。
①遠回りのように思えても、英検用問題集などは使用せず、興味のあるものを多読する。
②文法はリーディングの過程で、疑問点が湧いた時のみ参考書を用いてひとつひとつ理解する。
③過去問を解くことで弱点を知り、補強する。