幕末の歴史まとめ | 4コマ漫画で歴史の勉強

ペリーの黒船来航から西南戦争まで、幕末の歴史を4コマ漫画でまとめました。
幕府、新選組、坂本龍馬の動きを追いかけながら、幕末の流れを一気に振り返りましょう。

黒船来航

黒船来航
日本は、江戸時代に鎖国して以来、200年ほど平和な時代が過ぎていました。
しかし、突然、アメリカから黒船に乗ったペリーがやってきて、強力な軍事力を背景に、幕府に開国させます。

日米修好通商条約

日米修好通商条約
ペリーにより開国すると、アメリカから次の使者ハリスが来日します。
彼は外交慣れしていない幕府に、強引に詰め寄ります。焦った幕府は天皇の許可を得ずに、アメリカ有利な条約「日米修好通商条約」を勝手に結んでしまいました。

桜田門外の変

桜田門外の変
13代目将軍徳川家定の跡目争いで、幕府内部は南紀派と一橋派に別れて対立していました。
南紀派の井伊直弼は、「安政の大獄」を行い一橋派を徹底的に粛清して、徳川家茂の14代目将軍就任に貢献します。

井伊直弼に不満を持つ、尊王攘夷派の武士18人は、結託して直弼を暗殺しました。

浪士組(のちの新撰組)結成

浪士組(のちの新撰組)結成
京都に上洛する徳川家茂の護衛をするために、幕府は一般から剣術が得意な人々を集めて浪士隊を作ります。
しかし、隊長の清河八郎は攘夷派で、将軍の暗殺を企てていました。

暗殺計画がばれた浪士組は解散しましたが、近藤勇等の一部の人達は、京都に残り活躍して、後に新選組を作ります。

池田屋事件

池田屋事件
新選組に「八月十八日の政変」で、京都から追放された長州藩士達は、池田屋に潜みテロ計画を練っていました。
その情報を知った新選組は、池田屋を強襲して、テロ計画を未然に防ぎました。

蛤御門の変

蛤御門の変
池田屋事件は冤罪であると、長州藩は挙兵して京都に進軍。天皇の居る御所内部まで攻め入りました。
激しい戦闘がのなか、西郷隆盛が指揮する薩摩藩の兵たちが援軍にくると、長州軍は敗走しました。

この戦闘で大規模な火災が発生して、京都の街は3日間燃えて2万戸以上が消失しました。

長州征討

長州征討
蛤御門の変への報復で、朝廷は幕府に長州藩討伐を命じました。
時を同じくして、アメリカ・イギリス・フランス・オランダの四国も、貿易船へ砲撃された報復に、長州藩領土の下関を攻撃します。
追い詰められた長州藩は、海外勢力を攘夷で追い出するよりも、利用して倒幕する動きが活発なりました。

坂本龍馬が仲介して、同じ志をもつ薩摩藩と手を組み薩長同盟が結成されました。
再度、盛り返してきた長州藩に対して、幕府は第二次長州征伐を行いましたが、敗北してしまいます。

大政奉還 王政復古(おうせいふっこ)の大号令

大政奉還 王政復古(おうせいふっこ)の大号令
孝明天皇が崩御されると、明治天皇が後を継ぎました。
明治天皇は倒幕の密勅を命じましたが、15代将軍徳川慶喜は先手をうち、将軍職を返上する大政奉還をしました。

大政奉還を受けた朝廷は、天皇に全権が戻った王政復古の大号令を発動して、新しい政治の仕組みが作られます。

坂本龍馬暗殺

坂本龍馬暗殺
幕末に、海援隊という組織をつくり活動しいた坂本龍馬は、武力よりも平和的な解決法「大政奉還」を将軍に提案しました。
大政奉還の1ヶ月後、龍馬は京都の近江屋に滞在しいた時に、何者かに襲われて暗殺されます。

龍馬を疎ましく思う勢力は多く、この事件の犯人は未だに分かっていません。

鳥羽・伏見の戦い

鳥羽・伏見の戦い
旧幕府の家臣や藩主たちは、明治政府の将軍や武士たちの処遇に反発して反乱を起こし戊辰戦争が勃発。京都の鳥羽・伏見で戦闘になります。

最初は旧幕府軍が有利でしたが、朝廷軍が錦の御旗を立てると、幕府軍の士気は下がり、朝廷軍が優勢になり押し返します。
幕府軍は大阪まで戦線を下げて、戦っていましたが、戦闘のさなか徳川慶喜は、部下を捨てて江戸城に逃げ出しました。

江戸城無血開城

江戸城無血開城
江戸城に逃げた徳川慶喜を討伐するために、新政府は東征軍を江戸に向かわせます。
江戸城にて、旧幕府の代表・勝海舟と、新政府の代表・西郷隆盛で話し合いが行われた結果、争うことなく旧幕府軍は江戸城を放棄して、新政府に明け渡します。

江戸を追われた旧幕府軍は、反抗を続けるも北へ北へと敗走を続けました。

五稜郭の戦い

五稜郭の戦い
敗走続きの旧幕府軍は、遂に最北端の蝦夷地(北海道)まで追いやられます。
五稜郭に拠点をおき、しぶとく抵抗をつづけましたが、新政府軍の総攻撃で、旧幕府軍は壊滅してしまい、戊辰戦争は終了しました。

西南戦争

西南戦争
新政府が士族切り捨て政策を推し進めると、全国各地で士族の反乱が起こります。
武士たちの要望もあり、西郷隆盛は鹿児島で挙兵します。

熊本城まで進軍しましたが、攻めあぐねている間に、官軍の援軍部隊が到着して敗北。その後、西郷軍は敗走して、戦線は南下していきます。
最後は、鹿児島で西郷隆盛が切腹して、西南戦争は終了しました。

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