センター試験 生物の勉強方法
文系国公立を受験する際、避けては通れない生物基礎。
そして理系の生物選択者にとっては二次、私大へのステップとして絶対に失敗できない専門生物。
わかっている、勉強しているつもりでもなぜか点数につながらない、いったい何が原因なのか、考えてみましょう。
生物のセンター試験の基礎知識
まず、最初に確認です。センター生物(ここでは基礎も専門生物もまとめて解説します)は、生物の試験でありながら、現代文の問題なのです。
基礎的な用語を最低限理解し、リード文や実験結果などから正解を読み取ることができるかを問われているのです。
実験の結果や表から導き出される結論を、最低限の知識を駆使し正解を導く、これは現代文の解き方と同じです。
生物の用語を覚えるときのポイント
では具体的に説明します。
まず用語、これはとにかく教科書レベルのものはすべて正確に理解してください。
ゴルジ体は物質の分泌に関係しています。
これをセンター試験では「分泌細胞によく発達している細胞小器官は何か」という言い回しで問われます。
だから、「正確に」覚えないと解答できないのです。
それでは覚えないといけない用語は無限にあるように思えます。
しかし、実際に問題文に使われるのは実は限られているのです。
何がよく聞かれているのか、それを知るためには問題アタックしかありません。
良問(模試の過去問、センターの過去問のことです)をたくさん解きましょう。
表やグラフの読み取り問題の対策
次に、表やグラフの読み取りです。
どんなに対策しても絶対にセンター試験では初見の実験が現れます。
今までみたことのない実験です。
実はリード文をしっかり読み取ると、何でもない問題のことが多いのです。
例えば光合成と光の強さの関係は、グラフでさんざん学習してきたと思います。
教科書にも載っていいます。
しかし、これを表の形で出題されるともうわからなくなってしまうのです。
落ち着いて、グラフを自分で作ってみましょう。
「そんなこと思いつかない」
慣れです。先ほどと同じ、たくさんの良問をじっくり解きましょう。
問題を解くのはまだ早いと思ったら・・・。
「私は問題を解くそのレベルに、まだ達していません」
そんなあなたには「まとめノート」の作成をおすすめします。
もし自分が先生になってしまったら、授業で何を板書しますか?
先生になったつもりで、それをノートにまとめてください。
色ペンを使って楽しくやりましょう。
まとめ終わったころにはかなり頭に残っています。
時間はかかりますがおすすめです。そのノートを見ながら問題アタックです。
そのためには多くの良問にアタックするしかありません。
模試の過去問やセンターの過去問集を手に入れ、アタックです。
そのレベルに達していないのであれば、「まとめノート」を作成しましょう。