効率的に知識を覚える方法
世の中には、様々な「学習法」「記憶法」「暗記法」などを説いた書物が溢れています。
正統的なメソッドとして定着しているものが実は非常に不合理で遠回りなものだと批判されていることもあります。
実態はどうなのでしょうか。
効率的に知識を学ぶ方法は?
実は「正解なし」という検証が行われています。
さまざまなメソッドが乱立し、対立している英語学習についてですが、ある人物について成果を挙げた全く同じ学習法が別の人物にはまったく効果を挙げず、あるいはその逆になったというようなデータが多く提出されています。
驚くほど個人差があるのです。
正解がないからこそ、国ごとに勉強方法は全然違う
考えてもみてください。教育は国家の根幹です。
明らかに遠回りなメソッドで長年学習を続ければ当然国の不利になりますし、わざわざそんな選択をする政府が存在するわけがありません。
誰もが間違いなく効率的に学習できる早道というものが存在するならば、どの国もそれを選択するはずです。
それが存在しないからこそ、国は最大公約数的な学習法を策定し、国民に与えているのです。
特に英語については、ほとんどの国民が6年間学習しながら簡単な会話もできないままという現況が批判されていますが、やはり基礎的な文章力を重視する現在のメソッドは方向として間違っていないという意見も根強いのです。
ただ、基礎的文章力のほうもちゃんと習得できていない現況からすると、やはり、抜本的な改善の余地は大きいといわざるを得ませんが。
自分に合う効率的な学習方法を探そう
効率的な学習方法に正解がないといっても、少しでも効率的に勉強したいですし、すべきだと思います。
そのためにはどうすればいいのでしょうか。
それは、いくつかの勉強方法を試してみることです。
三種類の、それぞれに大きく異なった学習法を記してある参考書を用意してください。
そのうえで、基礎的な知識について、リレー形式で、三種の方法で学習を試してみるのです。
どの書がもっとも効果があったでしょうか。三つともしっくりこない場合は、四つ目の選択肢を用意してください。
普段の学習方法と違う方法を試すのには勇気、労力がいります。
しかし、自分に適した効率的な学習方法、覚え方を知っていることは、今後、多くのことを学ぶ上でとても重要になりますので、一度試してみてはいかがでしょうか。
それは多少迂遠であっても、ある程度のトライアルが必要ですし、また、あなた自身がご自分の身をもって判断するしかない作業なのです。