グングン上がる!英語の勉強方法!
英語が苦手だという人は、英語と聞くとほぼ100%あの無味乾燥な長文を思い浮かべることでしょう。確かに英語に慣れていないのに、あの長文を読みこなすのは至難の業です。
そんな人は、英文の多読を始めてみてはいかがでしょうか。
まずは大量のインプットが大切
英語に限らず語学の習得においては、アウトプットの前に十分なインプットが必要と言われています。「読む」「書く」「聞く」「話す」の4つの能力で言えば、「読む・聞く」がインプット、「書く・話す」がアウトプットにあたりますが、まずは「読む・聞く」量を十分こなすことから始めるのが望ましいでしょう。中でも英語にあまり慣れていない人にとっては、「聞く」よりも「読む」を優先したほうが取り組みやすいと思います。
学校や塾では一般的に、英文を文法レベルから細かくチェックし、一文一文和訳していく学習方法がメインです。この方法を「精読(インテンシブリーディング)」と言います。これに対し、細かいところ、分からないところは飛ばして大まかな意味だけ把握しつつ、大量の文章を読んでいく方法が「多読(エクステンシブリーディング)」です。
大量の英文に触れ、それを頭から読みこなすことで独特のリズムや言い回しに慣れ、ひとつひとつ訳さなくても原文のまま意味を捉える英語のセンスが身につくのが多読の長所です。分からない単語があってもなんとなくイメージをつかむことができるようになるので、長文読解のテストで間違いなく役立つ能力と言えるでしょう。
簡単な教材を読むのがおすすめ
もちろん、むやみやたらと量をこなせば良い訳ではなく、自分のレベルに合ったものを選択する必要があります。慣れていないのに英字新聞などから取り組むのは挫折のもと。比較的易しく簡単に読める文章を選ぶことが肝心です。
教材としてはアメリカやイギリスなどの小・中学校で導入されているテキストや絵本が利用し易いと思います。今は図書館やインターネットでも簡単に手に入ります。レベルを上げたい時は次のグレードのものを選べますし、CDが付属しているものもあるので、併せて利用すればリスニング能力の向上にも役立つでしょう。
英語力向上のために、ぜひ多読を始めてみてください。
①とにかく大量の英文を原文のまま頭から読みこなす
②分からない単語は調べない・和訳はしない
③自分でも簡単に読める易しい文章を選ぶ