自信をつけ達成感を得るための学習のちょっとしたコツ
大嫌いだった物理を克服するために考え出した方法です。
問題を見なくても解けるようになるまで繰り返すことでパターンとして覚えてしまうこと。また、それを実現するためのちょっとしたコツをご紹介します。
大嫌いな物理を克服した方法とは
大学受験をする時、物理が大嫌いでした。
理系の友達に言わせると「当たり前のものの動きを公式にしているだけやのに何が難しいんや」 と一言で片づけられてしまいました。
文系の頭にとって難しい物は難しいし、無意味の分からんものは、何時までたっても分からん。そう思った私が考えたことは、パターンを覚えてしまう事でした。
物理の問題というものはある程度に多様な問題がよく出てきます。飛行機がボールに代ったり、坂道を下る車が初速0か、押されて初速何メートルに変わったかというような違いだけで、よーく読んでみるとよく似た問題が出ていることに気づきました。
それなら、一つ問題が完璧に解けるようになれば、あとはそのバリエーションを考えればいいだけで、何とかなるのではないかと考えました。
まったく浅はかな考えながらも、共通一次を(私たちの頃はまだこう呼ばれていました)乗り越えるだけで、べつに「物理の権威」になるつもりもなかったので、とにかく学校から与えられた問題集の問題をすべて覚えるまでやることにしました。
自信と達成感を得られるちょっとした工夫が勉強継続のポイント
問題集をひたすらやるといっても、苦手なものに取り組むのは嫌なもの。
そこで、一問を一回やるたびに問題番号に×を思いっきりつけていくという事をやってみました。同じ問題をするたびに問題番号が×で黒く汚れていく。
そのうち問題を見ただけでどの公式を使ってどうやって計算すればいいかまで覚えるようになる。すると問題の番号は罰で真っ黒になり、もう問題番号は見えず、手垢で問題の文章まで見えにくくなってくる。
それでも、そのページを開いて一言二言問題の単語が見えれば、使う公式と説き方がわかって自動筆記のように手が動いて答えを出すことができるようになりました。
ここまでくれば、真っ黒になった問題集を見るだけで自分の自信となり、「このパターンの問題は・・・」と考えられるようになりました。
問題集をたくさんする方が自信がつく人、同じ問題集を何度もする方が性に合っている人、どちらもがいると思います。
自分はどちらなのかをよく見極める事も大切だと思います。
また、「この問題はやった」という結果を×や何かで残していく事で問題集をできるだけ汚していく事、これも大きな自信につながると思います。
好きだった漢文では、いつの間にか漢和辞典のページの端はめくれあがり、真ん中は指の擦れで黒く汚れていました。それだけ辞書を引いた結果なんだなと後になってわかりました。
目に見える結果をきちんと残していく、それが自分の自信につながるのだと思います。
②やった問題に関しては「自分はこの問題を克服した」ことを目で見えるようにしていく。それが自信につながる
③どろどろになるまで取り組み続ける。そのドロドロが自分の自信になる。