記憶定着の奥義『復習』

記憶をいくらしても片っ端から忘れてしまったら意味がありません。
暗記をするうえで最も重要なコツ「復習」について記載します。

エビングハウスの忘却曲線

復習の効果

記憶の話になると必ずと言っていいほど登場する、エビングハウスの忘却曲線というものがあります。
これは、一度覚えたことでも、一日たつとほとんど忘れてしまうという話です。
この記憶を忘れないようにしっかりと定着させるには、何度も復習することが最も効果的で確実です。
何度も復習することにより、記憶が定着し、時間がたっても忘れないようになっていきます。

頑張って勉強するならまずは復習

記憶定着の奥義『復習』2

2つの学習方法を比較してみます。
①日頃から授業の内容を少しずつ復習する

例えば、
1回目:家で予習
2回目:学校で学習
3回目:家で復習
4回目:テスト前に復習
など、適度に間隔を空けながら4回近く同じ事柄を学習することになります。
この事により、しっかりと学習内容が身に付くのです。

②テスト前に一夜漬け
1回目:学校で学習
(大分間隔が空いた後で)
2回目:テスト前に復習
となります。
2回目と書いていますが、間隔が空きすぎると、ほぼ初めて学習するような状態になります。
すると、結局ほぼ復習していない状態になり、テストを受けた数日後にはさっぱり忘れてしまっていることになります。

1回のテストだけではそこまで大きな差は出ないかもしれません。
しかし、この学習方法をそれぞれ続けていくと、
①の人は何度も復習したことにより、テストから大きく時間が経過しても学習内容を覚えていますが、
②の人はほぼ復習0なので、テストから数日でテストの内容はほとんど覚えていません。

そのため、テストの内容を基礎として応用の内容を学んだ時に、授業についていけなくなったり、
受験前に学習しても、昔やったことがほとんど身についていないのでまた1からやり直すことになります。
受験の学習範囲は広いため、焦っていろんな範囲に手を出し、十分な復習ができず、ほとんど身についていない状態で受験当日を迎えることになります。

こんな状態にならないように、学習したことは必ず復習するようにしましょう。
学習時間と結果が結びつかない場合はうまく復習できていない可能性が大です。
ほんの数秒目を通すだけでも圧倒的に違います。
あれもこれもとやる前に、まずは復習をするようにしましょう。

・復習せず、長い時間が経過すると、ほとんど忘れてしまう。
・何度も復習することで、記憶が定着する。
・テスト前だけの勉強では記憶が定着しない。少しの学習でも毎日繰り返すことが受験対策としても有効。
 おすすめの勉強アプリはコチラ