朝勉強する7つのメリット
「勉強は朝やったほうがいい」という事をよく耳にしますが、具体的に何がいいかご存知でしょうか。
ここでは朝勉強することの具体的なメリットをご紹介します。
1. リセットした脳に情報を効率よくインプット
一日のうちで脳が最もリフレッシュした状態であるのは起床後すぐといわれています。
一日働き続けた脳は、ためこんだ情報の取捨選択を睡眠中に行っており、起床時には人間が気づかないレベルで空き容量ができているのです。
1.1. プライミング効果
目覚めてからの2~3時間が脳のゴールデンタイムと言われていて、最も効率よく情報が吸収できる時間帯です。
朝勉強のメリットとして「プライミング効果」というものがあります。
プライミング効果とは、前もって受けた刺激が次の行動に影響を及ぼすことをいいます。
例えば朝一番で英語を勉強することにより英語が脳に刷り込まれ、その後の英語学習が定着しやすくなるのだそうです。
起床後に朝日を受けることでセロトニンが分泌され、脳が活性化されることも朝勉強のメリットのひとつです。
2. 朝は気力・体力が一番充実している時間!
朝勉強するメリットは、何といっても気力・体力ともに一番充実している時間だからです。
社会人になっても「大切な案件、面倒な案件は、なるべく朝一番に取り組みなさい」と言われることがあります。
それだけ作業がはかどりやすい時間だからといえます。
2.1. 注意点
ただし、そのためにはきちん睡眠をとることや、食事をバランスよく食べることなど、基本的な生活習慣をきちんと確立しておくことが必要です。
寝不足であったり朝食を抜いたりしてしまっては、気力も体力も不十分になってしまいます。
効率よく朝勉強をするには、きちんと休んで疲れをとり、心身ともに充実した状態で朝を迎えることが前提条件といえます。
それができるのであれば、朝勉強することのメリットは最大限に享受できるはずです。
3. 短時間で集中して勉強ができる
勉強は夜寝る前にする人が多いと思いますが、それは夜の方がまとまった時間がとれるからです。
「食事や入浴を済ませ、後は寝るだけ」という状態であれば、確かにその後の時間はどのように使おうと自由です。
でも自由だからこそ、逆にダラダラと勉強してしまい、時間をかけた割には勉強がはかどらなかったという結果になってしまいがちです。
朝はたいていの人の場合、時間に追われることが多いです。
食事もしなければならないし、出かける準備も必要なので、「勉強の時間などなかなか取れない」という人も多いでしょう。
でもだからこそ、5分10分という短時間に集中して勉強することができるのです。
長い時間勉強するよりも、短時間に集中して勉強する方が、内容が頭に入りやすいケースも多く見られる為、朝の限られた時間で行う勉強は効率的と言えます。
4. 日中復習できるようになり、勉強したところを忘れにくくすることができる
朝に勉強すると、1日かけて復習しながら過ごすことが可能になり、覚えた箇所を忘れにくくすることができます。
まず朝に集中して新しいことを勉強し、夜にかけて頭の中で思い出すように復習したり、ゆったりと朝勉強した箇所を読み返したりするだけで、頭の中では勉強したところが定着していきます。
記憶は睡眠中に整理されますが、夜に集中して勉強しても、復習したり、反復することはできません。
朝に勉強することのメリットのひとつは、1日かけてその情報を反復して思い出すことができるということです。
苦手な分野は特にですが、人間は反復して勉強しないと情報を忘れていく生き物です。
なので苦手な科目ほど朝に勉強する事をことをお勧めします。
5. 学習を妨げるものがない朝こそベストな時間帯
夜間の勉強にはいろいろな誘惑があります。
例えば、面白いTV番組がやっていたり、友達からのメールが来たり…
夜間に比べ朝勉強には、学習の支障となるものがほとんどありません。
仮に夜に勉強の予定をたてていても、疲れていたり、思わぬ急用ができたり、遊びの誘いがあったりすると、なかなか計画通りにはいかないものです。
目的達成のためには、勉強を習慣化することがとても大切です。
せっかく勉強を習慣化しようとしても、支障があっては元も子もありませんね。
また、早朝は一日のうちで最も静かな時間帯でもあります。
周囲の雑音や誰かからの連絡がくることもほとんどなく、集中して勉強に取り組むことができる環境にあります。
このことから、勉強を習慣化しやすいだけでなく、学習の質も高まることにつながります。
6. 得した気分になる
みんなが寝ている時間、自分が勉強しているとなぜか得した気分になります。
効率よく勉強も進められて、学校に行く前に勉強ができているので心にも余裕が出てきます。
朝起きてからの時間をぼーっと過ごすのと、目標に向かって学ぶために使うのでは、1年、2年、3年と過ごすうちに大きな差が生まれてきます。
6.1. 具体例
例えば英語をある程度習得するのには1000時間の勉強が必要と言われますが、一日1時間勉強すれば3年弱で習得することができることになります。
夜間の睡魔と戦いながらの勉強の時間を1時間早めに切り上げ、朝1時間早く起きて勉強するだけで、先ほど説明した通り、朝起きてからの2~3時間は作業のゴールデンタイムなので勉強効率も大きく変わってきます。
また朝勉強をすることで、一定の達成感を得ることができ、心理的にも他者より一歩リードしているという優越感を持って一日を始めることができることも、朝勉強することのメリットといえます。
7. 夜型を朝型に変えることができる
「朝弱いんです…」という人いますよね。
そういう人は夜遅くまで起きていて睡眠が足りていなかったり、生活リズムがズレてしまっている人が多いです。
しかし、テストや受験本番は午前中行われます。
その事を踏まえると間違いなく朝型に変えるよう生活リズムを見直したしたほうがいいです。
そのトレーニングとしても朝勉強はお勧めです。
夜中まで起きていて、授業中睡魔に襲われ、うとうとしてしまった…なんて経験がある人も少なくないのではないでしょうか。
授業内容は間違いなくテストに出るのに居眠りしていて聞いていなかったら結局自宅で勉強しなおさないといけません。こんな二度手間は実に効率が悪いですよね。
朝の1時間は夜の3時間に匹敵するといわれているぐらいなので、勉強効率を上げる為にも朝型に変えることをお勧めします。
・リセットした脳に情報を効率よくインプット
・朝は気力・体力が一番充実している時間!
・短時間で集中して勉強ができる
・日中復習できるようになり、勉強したところを忘れにくくすることができる
・学習を妨げるものがない朝こそベストな時間帯
・得した気分になる
・夜型を朝型に変えることができる
上記7つの朝勉強のメリットをお伝えしました。
【早起きは三文の徳】ということわざがあるぐらいですので、朝活をして悪いことはないと思います。
是非一度チャレンジしてみてはいかがでしょう。