効率的な勉強の為の7つのコツ
学生は1日の起きている時間の大半を勉強に費やします。
せっかく長時間を勉強に費やしているのにテストの点数や偏差値が伸びない…
なんて結果に終わりたくないですよね。
同じ1時間でも効率よく勉強している人と効率が悪い人とでは勉強の進みが大きく違います。
ここでは効率よく勉強できるための7つの方法をご紹介します。
1. 完璧主義をやめる
完璧主義の人の特徴は…
・目標を高く設定する
・結果に対しての自己評価がとても厳しい
・他人の評価をきにする etc…
勉強に例えると
「1日10時間勉強する!」と目標を立て、体調不良の状態でも目標に沿って「10時間やならいと…」と頑張る。
でも結局5時間しか頑張れず、その結果に自己嫌悪…。
100個の英単語を暗記して、翌日には60個しか覚えてなくて「なんで自分ってこんなに勉強できないんだろう…」と落ち込んだり。
目標を高く設定することも、頑張ることもとても素晴らしいことです。
でも長丁場になってくる受験勉強などでは、この状態を続けていたら疲れてしまいますよね。
本番を目の前にして疲労困憊になっても困ります。
なので8割理解できていればいいや。ぐらいの気持ちで勉強する事をおすすめします。
2. 小刻みに勉強をする
効率の悪いひとは思い立った時に一気に勉強をしてしまう傾向にあります。
例えば今までほとんど勉強してこなかったのに、意気込んで通しで5時間やって満足してしまう。など
2.1 小刻み勉強法の例
人の集中力は90分~120分が限界と言われています。
なので、同じ5時間でも集中力が切れた中で行うのと切れる前に一度小休憩を入れリセットして続ける5時間とでは質が違います。
おすすめは(30分~60分)⇒小休憩(10分)⇒勉強(30分~60分)⇒小休憩(10分)…を繰り返し行う方法です。
2.2 小刻み勉強法の注意点
・小休憩を絶対に延長させない。
・携帯やPC、漫画などを見ないこと。
上記2点は必ず守ってください。携帯の電源は勉強をする前にオフにし、終わるまでオンにしないことをお勧めします。
3. 暗記科目を率先して行う
暗記が苦手な人もたくさんいると思います。
変化のあまりない作業を永遠と行い、時間がかかるし面倒くさそう…と避けている人もいるかもしてません。
しかし、テストの点数を確実に上げれるのは暗記をしっかり行うことです。
英単語、歴史、古文など暗記が必要になってくる教科はたくさんあります。
暗記していなくても推測で解ける問題も中にはあります。
ですが、暗記していたほうが解くスピードも確実に早いですし、解答も正確です。
4. 問題集の解説部を有効的に活用する
まず、勉強を効率良く継続し、且つ楽しく行う上で重要になってくるのが【解けること】【わかること】です。
わからない問題ばかりだと嫌になってしまいますよね。
そこで下記のような問題集の活用法をご紹介します。
4.1 問題集の解説部の活用法①
問題集と解説部を最初に全部読み、理解します。
そのうえでもう一度問題を解きます。
そうすると、面白いぐらいに簡単に解けます。
それを繰り返し、解ける問題を増やしていきます。
4.2 問題集の解説部の活用法②
いくら解説を読んでも間違えてしまう場合ももちろんあります。
間違えたら問題番号に×
解けたけど自信がない場合は△
解けた解けない関係なしに重要だと思ったら☆
印をつけ、ひたすらその問題を解きまくります。
5. 学習計画とスケジュールを立てる
スケジュールは計画を成功させる大きな手助けになります。
また、計画を立てることによって直実に目標に近づくことができます。
5.1 計画とスケジュールの違い
スケジュールは1日の時間割です。
7時起床、7時10分朝食、8時20分授業開始など。
計画は目標を達成するための方法や、筋道を考えることです。
5.2 計画とスケジュールの立て方
ここでのポイントは、最終目標から逆算して計画を立てることです。
①最終的にどのようになりたいか目標をたてる
②目標を達成するためにどの時点でどのようになっていればいいか中間目標を設定する
③中間目標を達成するためにはどのように勉強をすればいいか計画する
④さらに中間目標を達成するために月、週、日のスケジュールを立てる
例えば…
①〇〇大学に合格する
②高2の1月までには模試判定E⇒D、高3の4月までにはD⇒C、高3の8月までにはC⇒B
③模試判定をE⇒Dにするには、英語、日本史の強化が必要なので英語、日本史の偏差値〇〇までもっていく。
そのためには、苦手な暗記を率先して行う。
④偏差値〇〇までもっていくために2か月後には偏差値△△、1か月後には◆◆になっている。
偏差値◆◆になるために
1か月⇒英単語帳の4章まで覚える。日本史の参考書1周終える。
1週間⇒単語帳1章覚え終わる。日本史は第4章まで終える。
1日 ⇒英単語15個、日本史は1章理解する”
このように逆算すると計画は立てやすくなります。
6. 睡眠をしっかりとる
人は1日の1/3、人生の1/3の時間を寝ていることになります。
時間が足りないと感じている受験生は特に睡眠時間を削ってしまいがちです。
ですが睡眠は脳の疲れをとる時間ですので、作業効率を上げる上でとても大切な時間になります。
眠さを我慢して勉強してもほとんど頭に入ってきませんよね。
人は作業効率を上げる上で、最低6時間は睡眠が必要と言われています。
勉強のために睡眠を削るのではなく、他の携帯を触っていたり、TVを見ている時間を削る事をおすすめします。
6.1 睡眠の種類と上手な睡眠のとり方
睡眠にはレム睡眠とノンレム睡眠があります。
1度は耳にしたこともあるのではないのでしょうか。
簡単にいうとレム睡眠は眠りの浅い状態
ノンレム睡眠は眠りの深い熟睡の状態です。
しっかり寝たはずなのに起きた後も体がだるく、なかなか動く気になれない。なんて事経験したことありませんか?
これは脳が熟睡状態(ノンレム睡眠)の時に無理に起きてしまった時起こります。
すっきり目覚めようと思ったら、レム睡眠の時に目覚めるようにするのです。
レム睡眠は90分毎にきます。
なので就寝してから6時間後、7時間半後にアラームを設定することをお勧めします。
7. 【ながら】勉強を行う
7.1 【ながら】勉強とは
1日の中で机に向かって勉強を行う時間だけでは、足りない!
と思っている人もいると思います。
ながら勉強とは具体的に、歯を磨きながら、通学しながら、腹筋しながらと生活習慣の中に勉強を取り入れることです。
例えば、歯を磨きながら単語を5個覚える。
徒歩や自転車通学の人は問題を音声化し、イヤホンで聞きながら通学する。
部屋に古典の動詞の活用法を貼っておいて腹筋しながら覚える。など。
1日の中では歯磨きなどの時間は少しですが、1か月後には大きく変わってきます。
塵も積もれば山となる というわけです。
7.2 【ながら】勉強がなぜ良いか
ながら勉強では、机に向かって勉強している時と違い、筋肉を動かしています。
筋肉を動かすことによって、血流がよくなり脳へ血液が送り込まれます。それに伴い脳が活性化し機能が高まります。
また、運動や筋肉を動かしている時、脳の記憶を司る海馬という器官からシータ(Θ)波という脳波がでます。
海馬が活性化し、シータ波が出れば出るほど記憶力はアップしていきます。
・完璧主義をやめる
・小刻みに勉強をする
・暗記科目を率先して行う
・問題集の解説部を有効的に活用する
・学習計画とスケジュールを立てる
・睡眠をしっかりとる
・【ながら】勉強を行う
上記7つの効率に勉強を行うコツをご紹介しました。
時間を効率的に使う事が合格への第一歩だと思います。
常に【効率的に勉強するには…】を考えながら勉強をする事をおすすめします。