簿記初心者のための簿記試験対策勉強法
簿記試験の受験にあたり、初めて簿記の勉強を始める方も少なくないと思います。近年では、新入社員への課題として、簿記3級の合格を求める企業もあるそうです。そんな簿記初心者のための、簿記試験対策法をご紹介します。
テキストを読み、簿記の基本を理解する
簿記初心者にとっては、簿記の全てが見慣れないものかと思います。
テキストを一通り読み、簿記の基本である、仕訳のルールや勘定科目の意味について理解しましょう。
理解することが重要ですので、テキストを購入する際には、解説の分かりやすさを基準に選びましょう。
単元ごとに読み進め、例題が出てくれば、その都度解くようにしてください。
電卓操作に慣れる
簿記試験では、簿記の知識のほかに、速く正確に計算できることが、点数獲得に大きく影響します。
電卓を使用する際は、できるだけキーを見ずに操作できると有利です。しかし、そこまでではなくても、電卓操作には事前に慣れておきましょう。
電卓は、物によって、キーの配列や大きさ等が異なっています。
勉強を始める段階で、新しい電卓(機能が十分であれば、すでにお持ちの電卓で大丈夫です。)を用意し、当日までには慣れておきましょう。
いつもと違う電卓を使うと、違和感があり、操作スピードが落ちたり、誤操作を起こしたりしがちです。
勉強の際には、いつも同じ電卓を使用するようにしましょう。
時間を計りながら過去問題を解く
試験対策には、時間を計りながら過去問題を解くことが非常に有効です。
過去問題を解くことによって、事前に出題形式を把握でき、設問ごとの時間配分を決めておけるからです。
簿記試験の場合、問題量に対し、試験時間が非常に短いです。
出題の順番に解いていくと、最後までたどり着けない恐れもあります。
あらかじめ時間配分の目安をつけておき、目安時間内に終わらない場合は、次の問題に移る等の対策を考えておきましょう。
・テキストは、わかりやすさを重視して選ぶ。
・試験当日に使用する電卓の操作に慣れておく。
・過去問題で出題形式を把握しておく。
・普段から時間を計って解き、本番の時間配分を考えておく。