数学の計算問題が上達する方法
数学の問題を解くには時間がかかります。文章題にどうしても時間がとられるので、計算問題はできるだけ速く正確にこなしていく必要があります。
一方、文章題も考え方がわかれば後は計算で解いていくわけですから、やはり計算が速く正確に解けることが必要になるでしょう。この記事では計算力の上達方法を探ります。
計算力向上に一番大事なこと
計算問題が速く正確に解けるようになるには、やはり量をこなすことが必要です。
解き方が理解できたら、とにかくたくさん計算問題を解いてください。
自分ができそうな計算問題集を買ってきて、毎日一定の時間を計算問題にあててください。
できれば、毎日、問題集1ページぐらいを目標とします。
時間としては30分ぐらい。最初は30分かけても1ページできないかもしれませんが、30分で1ページ終わらせることができるまでとにかく毎日続けてください。
計算トレーニングに最適な時間
取り組む時間は朝が一番いいです。
暗記物や数学の文章題などは夜、取り組むのがいいと思いますが、計算問題を解くのは朝、ご飯を食べる前が一番いいです。
お腹が空いているし、学校に行く支度もあるわけですから気もあせっています。
そういう追いつめられた気持ちでできるだけ速く終わらせたいと思うことが、正確に速く計算問題を解くようになるのに必要なのです。
前の夜寝る前には、次の朝解く問題を理解して2問ぐらいは解いておいてください。
毎朝30分はかけられない人は、最低15分ぐらいでもいいです。とにかく毎朝、続けることが必要です。
この習慣は受験の前日まで続けてください。
計算問題が速く正確にできるようになると自信がついて、成功体験として頭の中で位置づけられ、本番の試験問題であがっても不思議に間違いが少なくなります。
数学を征するには試験問題に習熟することが一番の方法、といっても過言ではありません。
計算力はずっと役に立つ
10年ほど前「川島隆太教授の 脳を鍛える大人の計算ドリル」という本がベストセラーになりました。
年をとっても培った計算能力は生かせることが実験で判明しています。
計算能力はいくつになっても役に立つのです。
①毎日、計算問題集を1ページする。
②朝、ご飯を食べる前にする。
③受験の前日まで続ける。
④計算問題に自信をもつ。
これらをやり遂げると、それは頭の中で成功体験として位置づけられ、後々まで役にたちます。