数学ができる人のノートの取り方

数学のノートの取り方で、定着具合は大幅に変化します。ただ板書を書き写すだけなら教科書を読めばいいだけです。
数学の成績を上げるためのノート活用術を説明します。

 数学ができる人のノートの取り方

数学のノートを取る意味を考えよう

数学の成績が低い人にノートを見せてもらうと、大抵が黒板の書き写しになっています。
ノートの持ち主に「ここはどういう意味?」と聞いても、答えは返ってきません。
これではノートをとる意味は全くないです。
授業用のノートは何を意識して取ればいいのかを解説します。
これを実践すれば、数学の理解力は格段に上がります。

教科書に書いてあることは書かなくても問題ない

学校の先生が黒板に語句を書いたり、公式を書いたりします。
先生によってはカラフルに書いたり、図形を使ったりと視覚にうったえるように工夫しています。
しかし、ノートは自分が見て思い出すものです。
なので、第3者の工夫より、自分自身が工夫したほうが確実に覚えられるのです。
特に、公式や語句は教科書に書いてありますし、数学に関してはそれほど重要ではありません。
要するに、ノートに書き写す必要はありません。
複雑な公式の場合は書く必要がありますが、基本は教科書をみて思い出せば十分です。

何をノートに取ればいいのか

それは、先生が黒板に書いた例題の解法です。
途中式まですべて写すことが重要です。
ただし、写すだけでは意味がありません。先にも言ったように、自分自身の工夫が必要です。
先生が黒板に書かずとも口頭でいった説明を、自分の言葉で書き込みましょう。特に、式変形には必ず意味や使う公式があります。
学校の先生はそこまで黒板に書きませんが、ノートには書きましょう。
「正弦定理を使った」「最大値を求めるからまずは平方完成」といったメモ書きで十分です。
複雑な公式の場合は、「この公式は○○に使う」「こういう理由でこの公式が成り立つ」と教科書でもいいので書き込みましょう。
つまり、数学の授業ノートは「先生の言葉を残す場所」と位置付けてください。

数学の授業ノートをとるときの意識
①公式や語句といった教科書を見てわかるものは、ノートに書く必要はない。
②先生の言った内容で、自分が必要と感じたことはどんどん書き込む。
③特に、式変形は「なぜこの変形をした?」を常に疑問に思い、その答えをノートに書く。
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