高校生の古文攻略法
高校に入ると古文も本格的な勉強に入ります。
助動詞、助詞、形容詞の意味から文法的にも覚えることはたくさん。
そこで予習として古典の文章をノートに写し、1つ1つの言葉の横に品詞名や活用形とその意味、更に現代語訳を書いていきます。
これを続けると、古文も簡単に理解出来るようになります。
古文の勉強は助動詞全ての暗記から
高校生の古文は、まず助動詞全部の暗記から始まります。
これはどこの高校でも先生から支持されると思います。
1日に3つずつでもよいですから、確実に助動詞の活用形、意味を覚えていきましょう。
古文は日本の言葉ではありますが、外国語という意識で勉強することが大切です。
幸い古典の中には、現在でも使われている言葉もありますから、本当の外国語よりは楽だと思います。
教科書のノートへの書き写しは効果的な勉強法
助動詞を覚えながら、是非行って欲しいことがあります。
それは、教科書の古典の文章をノートに書き写し、言葉の横に棒線を引き、それぞれの品詞名を書いていくことです。
つまり予習です。
まず、古典を正確に写していきます。
間に品詞名や意味を書いていくので、3,4行置きに書いていきます。
そして、名詞、形容詞、副詞、助詞は棒線の横に品詞名を横書きで書いていきます。
動詞、形容動詞、助動詞は「活用形」とその下に終止形を記入します。カ変、サ変、ラ変の場合はそれも活用形の下に記入しておきます。
助動詞はその意味も書きます。
助動詞は例えば「べし」などは5,6種類の意味で使われますので、場面毎にどの意味が一番相応しいかを考えながら書いていきます。
文法的な「係り結び」なども、助詞と結びの部分に自分なりの印を付け覚えましょう。
更にその右横に、現代語の訳を縦書きします。
名詞や形容詞等の意味は文章の終わりにまとめて書いても良いし、初めて出てきた言葉であれば、品詞名の下に書いておいても良いでしょう。
わからないことは授業で解決
自分では訳せないこともあると思いますが、それは授業で解決出来ます。
先生の説明を聞き、自分の訳と違っていたらそこで直します。
また、重要な点についてもそこに書き込んでおきます。
1年生の夏休みから教科書をなるべくなら全部訳すと、どんどん古典に慣れて相当古文の力が付きます。
古文の教科書も総て授業で扱うことはないでしょうから、自分の勉強だと思って取り組みましょう。
授業で扱わなかったところで疑問が残るところは、是非先生に質問して理解するようにしましょう。
これで参考書を買う必要も無く古文の勉強が出来ます。
①まず助動詞の暗記
②教科書の古典をノートに書き写す
③品詞、活用形、意味を横に書く
④現代語に訳してみる
⑤授業でしっかり復習する
これで、かなり力が付きます。
地道な作業ですが、こうすることで古典に慣れていきましょう。