『赤・黄・緑』の信号勉強法!数学過去問の効果的なやり方
数学は下手な勉強のやり方をすると時間ばっかりがかかって、じっと考えていてもなかなか答えが思い浮かばず、それで嫌になってしまうという人も多いようです。
受験となると時間との勝負になります。過去問を使って効率よく実力アップを図ることが大切です。
数学は公式・定理の応用力と計算力が大切
数学という科目は、幸いなことに覚えなければいけない公式や定理などは、他の科目に比べて非常に少なくなっています。
受験で覚えなければいけない英単語が数千、しかも単語を覚えただけでは点にならない英語なんかと比べると、考えようによっては取り組みやすい科目とも言えます。
ただその公式や定理を応用して問題を解いていかなければならず、それをいかに自分の身にしていくかということがポイントになります。
数学は公式や定理をどのようにして応用していくかという技術と、計算力が必要になってきます。
計算問題は毎日少しだけでもやるようにして、計算力が落ちないようにしておくとよいでしょう。
問題を解きながら、『赤・黄・緑』の色を付ける
数学過去問の勉強法は、まず解いていくときに段階分けをします。
数学過去問を解くときは、問題集に書き込まず、必ずノートに解法や答えを書いていくようにします。
付けてよいのは理解度をチェックするための印だけです。
どうしてかというと、問題集は1回だけやっただけでは自分のものになっていません。繰り返すことが大切です。
そのため2回目以降に問題を解くときに、問題に書き込みがあると邪魔になってしまうからです。
問題をみてすぐにその解法がわかり答えや解説の解き方と合っていれば、あなたはその問題はできているので例えばその問題は緑色のマークをつけておきます。
もし解法はあっていたけども、計算間違いをしていたのであれば、計算練習をするようにすると同時に、効率が良い計算方法があれば、その問題の解法のポイントとしてノートにまとめておきます。
次に問題をみてもすぐに解法がでてこない問題は、すぐに解法を見てしまいます。
問題の前で何分も唸っていても時間の無駄です。
たまには粘るという習慣をつけることも必要ですが、すぐに解法をみて理解することのほうがずっと重要です。
もし、どうしてこういった解法になるのかということが理解できたなれば、その問題は黄色のマークをつけて、このようなパターンの時にはこういった理由からこのような解法をするんだというような感じでパターン暗記をしてしまいます。もちろん理解した上でです。
もし解法を読んでもわからない場合は、その問題は赤色のマークをつけ、参考書で類似の例題や問題を探します。
それで理解できれば同様に理解した上でパターン暗記をします。
どうしても理解できない場合は、先生や塾の講師、数学が得意な人に教えてもらうとよいでしょう。
全てを『緑』に変えていく!
こうして、代表的な問題を1通りやったら、まずは赤色の問題をやります。
そしてすぐに理解できたなら黄色に、すぐに解法まで思いついたら緑色の印をつけます。
次に黄色の問題をやり、すぐに解法が浮かんだら緑色の印をつけます。
そして全てが緑色になったら、もう一回緑色の問題をやり、万一すぐに解法が浮かばない問題があったら黄色の印に変えて、再度やり直します。
こうして同じ過去問の問題集を緑色になってから3回は目を通してください。
もし時間に余裕があるのであれば、別の過去問に取りかかるのも良いですが、基本的には少数精鋭ではないですが、200~300問の問題を自分のものにしきるということに重点を置いたほうが良いでしょう。
・①欲張らず、範囲に偏らず、1問1問をしっかり身につけていく
・②すぐに解法が思いつかなければすぐに解法をみる
・③解法を理解した上でパターン暗記する
・④問題の理解度により区別し、理解度の悪い問題を重点的に繰り返す