やってはいけない!非効率な勉強法7選

どうせ勉強するなら、無駄にならない勉強内容をしたいですよね。
ここでは、勉強するときにやってはいけない、非効率な勉強法をご紹介します。
ぜひ勉強時のご参考にしてください。

やってはいけない!非効率な勉強法7選

1. 友達で集まってやる勉強会

友達で集まってやる勉強会
テスト期間、受験シーズンに慌てて「勉強をしなくては!」と仲の良い友達同士で勉強会などを計画、開催したことはありませんか?
ですが、実は勉強会はあまり効率の良いものとは言えないのです。

1.1. なぜ勉強会が非効率なのか

確かに友達同士で分からないところを教えあったり、ノートを見せ合ったりすることは大変有意義でとても勉強ができたという気になりやすい傾向にあります。
ところが実際は、集まってみたもののまったく進まず結局遊んで時間を潰してしまったり、勉強以外の楽しい会話に花が咲いてしまい、時間だけがあっという間に過ぎ、勉強が全く進んでいなかった!なんて事が良くあります。

友達と行う勉強会は、声に出して記憶する、解答をすぐ見てしまうなどお互いの勉強方法の違いでとても非効率の場合がほとんどです。

もしどうしても一人ではなく誰かと一緒に勉強をしたいのなら、勉強の出来具合に差がある友達同士で集まると比較的良い勉強会になりやすいです。

2. 一色のマーカーで教科書に線を引きまくる

一色のマーカーで教科書に線を引きまくる

勉強が苦手な人に有りがちですが、教科書を読んでここもここも重要だ!とマーカーを引きまくって、教科書マーカーの線だらけにしてしまう人がいます。

教科書に書いてあることは基本全て大切なことです。

その中でも特に大切なことは先生からここは特に大事だからきちんと覚えておけよ、テストに出すぞという言葉があります。

そのようなものについては教科書にマーカーでラインを引くことは大切です。

しかし、これも大事あれも大事と同じ色でラインを引きまくっていては、その場ではラインを引いたと自己満足するかもしれませんが、後で見返した時にラインだけが引いてあって、何が大事なのかさっぱり分からないという事態になりかねません。

2.1. おすすめの引き方

簡単な事ですが、ジャンルや、自分が思った重要点と、先生が言った重要点で色を変えたりすれば、後で見直す時に視覚的な効果があって、暗記が効率的になります。

ちょっとした工夫一つで勉強効率も変わってきます。

今やっているマーカーの引き方は効率的なのか、何となく引いているだけになっていないか。
ただの作業になってしまっていないかどうか、ちょっと見直してみてもいいかもしれません。

3. 一夜漬けの勉強

一夜漬けの勉強

テスト前日になって焦りだし、一夜漬けをした経験がある人も少なくないと思います。
しかし、一夜漬けは長期の勉強という意味ではとても非効率な勉強法の一つと言えるでしょう。

一夜漬けは覚えた翌日にはまだ残っている記憶もあるとは思いますが、その記憶は短期記憶の為、復習をしなけれが数日には覚えた内容のほとんどは綺麗さっぱり忘れてしまいます。

受験を控えた学生は特にですが、せっかく時間を費やして勉強した内容なのに、テスト期間だけで今後に繋がらない勉強より、しっかりと受験本番に活かせる勉強をしたいですよね。

なので短期記憶だけで終わってしまう一夜漬けはお勧めしません。

3.1. 睡眠不足と記憶について

また一夜漬けは夜中にかかって勉強をすることが多いです。

記憶というものは、寝ている間に脳に定着しますが、睡眠時間を大きく削ってしまうので、頭の中の記憶を整理する時間がなくなり更に非効率になります。
夜の11時頃から夜中の3時頃が脳が記憶を整理する為のゴールデンタイムと言われているので、この時間帯はしっかり睡眠することをお勧めします。

雑音を求めて外で勉強

雑音を求めて外で勉強

家に居るとついつい色々な誘惑に負けて気が散ってしまう。程よい雑音がある方が勉強が捗るなどの理由でカフェやファミレス、フードコートなどで机いっぱいに勉強道具を広げて勉強をしている人をよく見かけます。

人によっては本当に外のほうが集中できる人もいるでしょう。

一見、確かに誘惑の多い家でするより捗りそうで、また気軽にできる勉強法なので試してみたくなります。

しかし実はこの「外で勉強をする方法」はあまり効率が良いとは言えません。

4.1. 理由①

まず、単純に準備の時間がもったいないです。

外出するために、服を着替え、髪の毛を整え、カバンに勉強道具を入れます。
更に目的地までの往復の時間で、携帯を触りながらゆっくり移動。

その時間があるのなら、一つでも英単語を家で覚えたほうがいいでしょう。

4.1. 理由②

人の集中力は意外と脆く、不規則に変動する音の中にいると無意識のうちに神経を疲労してあっという間に集中は途切れてしまいます。

また、内容が聞き取れないレベルの人の話し声なら心地よい雑音ですが、少しでも内容が耳に入ってしまうとそちらに意識が向いてしまい結局イヤホンをして勉強する、なんてことにもなりやすいです。

最近では動画サイトなどにちょうど良い喧騒雑音の音源がたくさんありますので、刺激の多い外へ行かずに「家でコツコツ勉強」に切り替えてみてください。

5. 綺麗なノートを作る

綺麗なノートを作る

綺麗な字でわかりやすく参考書のようにまとめられたノートを作る勉強法というのは、結論から言うとただの無駄です。

頭の中にインプットさせるという目的を忘れてしまった、そんな人がやってしまいがちな勉強法です。

後から振り返って非常に見やすい内容の濃いノートを作り上げたところで、結局のところテスト中にそれらの作り込まれた形ある参考データを持ち込めるわけではないのです。

いかに自分の頭の中に残せるか、いかに学習した内容の記憶を蘇らせられるか、そのあたりに力を入れねばならないのです。

ノートなど汚くてもいいんです、「記憶するための踏み台」でしかないんですから。

自分自身と向き合う事から逃げて、ノートをまとめて勉強したつもりになってしまう単なる「資料づくり」に時間を費やしてしまうのは、最終的には遠回りとなってしまうでしょう。

綺麗なノートを作っている人はぜひ一度勉強法を見直してみてください。

反復作業

反復作業
文系科目でよくあるのが、反復練習です。

たとえば漢字だったり、英単語だったり、覚えるためにひたすら何度もノートに同じ単語を書き込むという、義務教育でやらされがちなあれです。

残酷ですけど何度同じ文字列を書いたところで、印象に残らなかったら人間は忘れてしまいます。

それは全くもって時間の無駄と言えます。

本来ならば「思い出すための」アウトプットトレーニングをするべきなんです。

言葉の意味と、音、イメージ、そういった文字の向こう側にある情報をしっかりとつかまえた上で、自力で記憶をたどって思い出す作業を繰り返す事に手間をかける事が大切です。

英単語だったら、最初はアルファベットをバラバラに置いて組み立てるところからでもいいんです。

右から左に書き込むだけの作業はただの作業にすぎず、とても非効率な勉強法と言えます。

7. 「試験」と「自分の実力」の差を埋めようとしない

「試験」と「自分の実力」の差を埋めようとしない
「敵を知り己を知れば百戦危うからず」という孫子の名言のように、試験と自分の実力を熟知していれば、試験に負けることはありません。

非効率的な勉強をしている人は、試験と自分の実力の差を埋めることに失敗しているのです。

7.1. 具体例

例えば、あなたが試験で目指しているのは95点以上、しかしあなたは現在60点。

勉強というのはこの35点の差を埋める努力であり、きちんと戦略を立てて行わなければなりません。

この35点を埋めるために必要なのが、敵(試験)を知り自分を知る事なのですこの35点を埋めるために必要なのが、敵(試験)を知り自分を知る事なのです。

どうやったら35点の差を埋められるか、冷静に分析して戦略を立てましょう。

7.2. 方法

敵(試験)の受験科目と配点、時間配分、出題内容、出題形式をきちんと情報収集して把握します。

そして、自分の成績と見比べて、自分はどこが弱いのかを分析します。

・苦手な教科は何か
・配点の高い教科に手を抜いていないか
・時間配分は正しく出来ていたか
・出題内容や出題形式とマッチした勉強をしていたか…

色々な課題が見えてくると思います。

勉強時間は、誰でも限られています。
正しい戦略と勉強計画を立てることが試験に勝つ近道と言えるでしょう。

ここでは…
・友達で集まってやる勉強会
・一色のマーカーで教科書に線を引きまくる
・一夜漬けの勉強
・雑音を求めて外で勉強
・綺麗なノートを作る
・反復作業
・「試験」と「自分の実力」の差を埋めようとしない

上記の7つのやってはいけない非効率な勉強法についてご紹介しました。
一度時間のある時に非効率な勉強法をしてしまっていないか、見直してみてもいいかもしれませんね。
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