漢文勉強法入門
漢文の勉強を始めようと思ったとき、何からとりかかったらよいのか分かりにくいと思います。
理系生にしても文系生にしても大学受験では避けては通れない科目です。
しかしセンター試験では満点が取れて当然な科目です。
いまから紹介する方法はセンター試験そして二次試験の対策になり、しっかりこなせば簡単に満点が取れてしまうと思います。
漢文の学習で最も大切なのは音読
漢文の勉強において、まずとても大切なことは漢文の音読をすることです。
単語や文法を覚えることが大切じゃないのかと思われた方も多いかと思いますが、それは違います。
単語や文法を覚えるのは二の次で十分です。
勉強方法ですが、まず毎日10分間で構いませんから、毎日学校で配られた漢文の本に載っているうちの一題を音読するということです。
この時の注意点は書き下し文を決して見て音読はしないということです。
白文についている記号が分からないときだけ書き下し文を見てもう一度自分の目で漢字を目で追いながら音読を続けます。
音読の次に優先すべき勉強は文法
文法の勉強は、重要文法が見やすくまとまった本で毎日暗記していきます。
このとき一冊終わったからまた新しい一冊を購入して勉強する人がいますがそのようなことはしなくて大丈夫です。
同じ本を何回も何回も繰り返し勉強することが文法を物にする一番の近道です。
どの文法の本でも、まずは文法の見出しがあり、横に例題が書いてあるかと思います。
この例題の文章は音読をし、また暗記をすることが大切です。
暗記をすることで、似たような文型を見たとき、その文章の構造がすぐに分かり訳すことができるようになります。
最後は単語
単語の勉強も文法と同じく頻出順を重視した単語の本を一冊購入して繰り返し暗記することです。
単語が分からないと文章が訳せるわけないではないかと思われると思いますが、漢文は単語が分かっても読み解くことは非常に困難ですし、実際の試験ではある程度の注釈がついてくるため単語があやふやでも読むことはできます。
だからといって単語を勉強しなくていいわけではないので毎日10個、20個程度でどんどん暗記していくことが重要です。
漢文の勉強の重要度順番は以下の通りです。
①毎日10分音読をする(白文だけでも読めるようになると完璧)
②文法の暗記
③単語の暗記