物理が苦手な人必見!物理を苦手から得意にする方法
物理といえば、暗記よりも演習問題をガリガリたくさんこなすという勉強方法の方が多いと思います。 しかし、物理が苦手な人にとって、演習はつらいもの…。そんな物理が苦手な方が、物理を得意科目にできる勉強法をお教えします。
物理は暗記科目
物理の勉強法は、一言で表すと暗記です。
苦手な人が、なぜ物理の問題が解けないのか、それは基本事項の暗記不足が原因です。
問題演習を行う前に、まずは授業で説明された法則や式を見直してみましょう。
基本事項のまとめノートを作る
基本事項を見直す際に、授業の板書用のノートとは別に、もう一冊ノートを用意し、教科書の内容とノートとを照らし合わせながら、基本事項のまとめを行っていきます。
すごく面倒くさい作業かもしれませんが、手で書くことが大切です。
式の導出はしっかりと身に着ける
物理の入試問題では、式の導出がよく出題され、その自分で導出した式を使って後の問題を解いていくわけです。
そのため、式の導出が間違っていれば、大問すべてを間違えることもあります。
そんなことにならないように、式の導出は必ず書き、しっかりと覚えましょう。
問題を見たときに図を描けることが大切
基本事項をまとめる際、なるべくたくさん図を書いてください。
物理の問題では、力や音、振動などといった、直接は目に見えないものについて考えます。
物理の力学、波動、電磁気学すべての分野において、図を描けないと問題は解けません。
例えば、
力学では斜面を滑り降りている物体にはたらく力を図示し、その図を基に運動方程式をたてると、はたらく力を見落とすことなく式をたてられます。
二つの小球の衝突について考えるとき、衝突前、衝突する瞬間、衝突後の三つのときについて図を描き、速度やはたらく力を図示すると現象が理解しやすく、運動量の保存の式や、運動方程式がたてやすくなります。
物理が苦手な人は、この図示を怠っていると思います。
問題を見たときに、図示ができるようにするためにも、この教科書とノートのまとめ直し作業で、
教科書やノートに書いてある図をとにかくたくさん自分の手で描くようにしてください。
波動の波の図や、電磁気学の回路図など様々な図がありますが、お絵かきだと思って楽しんで描きましょう。
基本事項の次は問題集へ
基本事項のまとめが終わったら、問題集から基本的な問題を2~3問選んで、まとめ用のノートに問題文を写しましょう。
基本事項を見ながらか答えを見ながらで構わないので、解答を作成し、きれいにノートに書いて下さい。
そのときに、ここでこの法則・式を使うのか、この問題ではこの図を描けばよいのだなということが分かってくると思います。
応用問題や発展問題についても、解答をノートにまとめておき、問題を解く流れを覚えてしまいましょう。
このように、基礎から順に積み上げて勉強していくことで、基本事項、解答作成の流れを身に着けることができます。
物理が苦手な人は是非、この勉強法を試してみてください。
苦手だった物理がいつの間にか得意になっているはずです。
基本事項と解法を暗記してしまえば、残りの計算などただのおまけでしかないと思えるでしょう。